星組退団者の花束にドキッとした
2月4日の星組「RRR」大劇場千秋楽を配信で観ました。
礼真琴さんの代表作「阿弖流為」以来の大感激で、号泣しました。
私は、友情とか、家族愛とか、祖国を思う気持ちとかが、強ければ強いほど、
(そしてどうにもならないことがあればあるほど)
感情移入が激しく、感動してしまうたちなのですが、
「RRR」にはその全てが入っていて、本当に感動しました。
元の作品は見ていないのですが、
内容もわかりやすく、音楽もダンスも素晴らしく、
没頭して観ることが出来ました。
礼さんは本当に流石、としか言いようがありません。
休養を経て少し痩せられたように感じましたが、
パワーは顕在、いやむしろさらにヒートアップしていましたね。
暁千星さんとの友情が痛々しく、でも頼もしく、
暁さんも、心に秘めた演技が上手くなりましたね。
本当にお二人にはやられました。
(でも何で毒蛇に噛まれても、鞭で死ぬほど打たれても、すぐに元気になっちゃうんでしょうね?お二人とも不死身ですね!!)
舞空瞳さんも、芯が通った強い女性を見事に演じてくれました。
礼さんと舞空さんも、恋ではなく友情でしたね。
でもそこがまた良かった。
恋人の行動に焼きもちを妬きながらも、最後は手助けをしてしまう極美慎さんも、超カッコ良かったです。
ナートゥダンスが最高でした。
膝や腰に気を付けて、東京公演も是非是非頑張ってください。
ショーも色々賛否両論でしたが、
私はとても楽しめました。
ベレー帽の衣装が皆さんとっても可愛かった。
そして、私が一番ドキッとしたのは退団者がご挨拶に出てきた時です。
最初の侑蘭粋さんのお花を見た時です。
今まで、長い長い歴史の中で、退団される方が、このような色合いのお花を持っていたことがあったでしょうか?
限りなく黒に近いグレーと白に近いグレーとその間に少しだけ薄いブルーのお花(星組カラーでしょう)がちりばめられた「喪」を連想させるような花束。
最初こういう色合いがお好きなのかな?と軽く考えていたのですが、
よくよく考えると、これはまさしく宝塚への「無言の抗議」だったような気がしてなりません。
こんなことを書いてしまって、ご本人にはそんなつもりは全くなかったりしたら大変申し訳ないし、
その気持ちがあるとしても、多分公にはしないで静かに訴えたかっただけだと思いますので、
これを書くかどうか大変迷いましたが、
確実に、同期の103期生の中には、
亡くなられた生徒さんのことを、宝塚側に心から偲んで欲しい、亡くなられたいきさつをはっきりさせて欲しい、と心から思っている方がいらっしゃるのだな、というメッセージとして受け取りました。
私の単なる考えすぎであれば、それに越したことはありませんが、
同じ103期生として、華やかなお花は持ちたくなかったのでしょう。
亡くなられた生徒さんへの哀悼の意を心から表したかったのでしょう。
(言葉では何も言っていませんが)
他の組にもそういう方々がまだまだたくさんいらっしゃると思います。
平穏に舞台が開いているように感じますが、
生徒さんたちの心の根底には色々な想いがあり、日々戦っているのだと思います。
出来れば、本当に早く決着して頂きたいと改めて思いました。
星組大劇場公演、千秋楽まで無事に完走出来ましたこと、
本当に本当におめでとうございます。
東京公演も、どうぞ大千秋楽まで何事もなく完走出来ますように、
心からお祈り致しております。
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