雪組伝統の黒燕尾
いよいよ明日は雪組「ベルサイユのばら」の大劇場千秋楽です。
悲しいけれど、彩風咲奈さんの大劇場最後の日になります。
ライブ配信ですが、心して大劇場千秋楽の舞台を見届けたいと思っております。
「さよならショー」は一回しか観られないので、私の方針としましては、出来るだけ前情報を入れて、大切な大切なショーを一時も見逃さないようにしたいと思っているので、前楽のショーを観られた方の情報を漁りまくりました。
大体のセットリストは予習出来ましたので、後は本番の「さよならショー」を楽しみに待ちたいと思います。
少しフライングをしますと、
ベルサイユのばらの「バラのタンゴ」から始まり、
ベルサイユのばらの「オマージュ」で終るという……
2013年度版の娘役群舞から始まって黒燕尾で終る完全再現版だそうです。
しかも最後は黒燕尾で一人残った彩風さんのシルエットで終るという……
ああ、カッコ良すぎる……
今回の「ベルサイユのばら」と「フィナーレ」は大変評判が良く、私もこの上なく素晴らしいと思っているのですが、
彩風さんの退団公演の最後に黒燕尾がないことがちょっと不満に思っていたのですよね。
雪組伝統の(かどうかわかりませんが……)
「何の飾りもない皆と同じシンプルな黒燕尾で最後を迎える」
をきっとさきちゃんもやりたかったのではないかしら、と思っていたのですよ。
でも本公演にはそのチャンスがなかった。
諦めかけていたのですが、やはり、さきちゃんもやりたかったのですね。
きちんと「さよならショー」に持ってきたようです。
望海風斗さんが退団された時、
「トップとして、キラキラした飾りが一杯付いた黒燕尾ももちろん素敵だが、そのキラキラがなくても、何の飾りがなくても、内側から光輝くものが自ずと出てきてシンプルな黒燕尾を着ていても一番輝く存在が、トップという存在だと思う」
というようなことをおっしゃっていて、
下級生の頃から、番手がひとつひとつ上がる毎に、飾りが増えていって、
トップという最高の場所にたどり着いて、そこを去る時にそういうことを言えるなんてなんて素晴らしい方だろう、と大感激したのを覚えています。
それを、月組にはなりましたが、元雪組の月城かなとさんがその精神を受け継いで、何の飾りもないシンプルな黒燕尾で退団されていきましたよね。
恐らく彩風さんもそれをやりたかったのではないか、と思っていたところ、
噂では「さよならショー」の最後にシンプルな黒燕尾で終るらしいです。
やっぱり……
やはりさきちゃんもやりたかったのですね。
私の考えは間違っていなかった。
明日(もう今日になってしまいましたが)しっかりと配信で見届けたいと思います。
彩風さんにとって、大劇場最後の日が、心からお幸せな素晴らしい一日となりますように……
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