彩風咲奈の相手役は朝美絢だった
昨日、雪組「ベルサイユのばら」大劇場公演の千秋楽を配信で視聴させて頂きました。
今思い出しても胸が熱くなり、劇場一杯に広がる温かい空気を思い出して涙が溢れます。
本公演からフィナーレ、「サヨナラショー」に至るまで、
退団される彩風咲奈さんへの、皆様からの愛に満ち満ちていて、
彩風さんもそれを心から感じて終始お幸せそうな表情が大変魅力的でした。
娘役さんたちに向けられる満面の笑顔、
男役さんたちに注ぐ信頼と期待の表情、
後を託す朝美さんと夢白さんに向けられる安心と愛おしさが溢れる、全てを包み込むような大きな愛。
どの場面、どの場面を観ても温かい愛が溢れていて、本当に雪組は温かいなあ、と改めて思いました。
中でも、銀橋で歌われた「蒼穹の昴」の「宿命の星」
涙なしには観られませんでした。
走馬灯のようにあの頃のことを思い出して、
この名作が一瞬のうちに蘇ってきました。
朝月希和さんも夢白あやさんも、それはそれは素晴らしいお相手の娘役さんでしたが、
真の彩風さんの相手役は朝美絢さんのような気がしています。
お披露目の「CITY HUNTER」から始まって「夢介千両みやげ」「蒼穹の昴」「ライラックの夢路」の兄弟「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」のコナン・ドイルとシャーロックホームズ、そして今回の「ベルサイユのばら」のフェルゼンとオスカル、全国ツアーでは「愛するには短すぎる」の絶妙タッグは記憶に新しいところ。
本当に強い絆の素晴らしいコンビを観せてくださいました。
銀橋で朝美さんを見つめる彩風さんの表情の何と温かいことか、
それに答えるように全てを委ねて慕っている朝美さんの何と尊いことか。
「サヨナラショー」には隅々あらゆるところにまで、今までの彩風さんと組子たちとの関係性、信頼と大きな愛が溢れていて、どの場面も本当に泣けてきました。
「決して忘れたくない人たちがいます。忘れられない思いがあります。その全ての思いを抱き締めてここに立っています」
無念にも、今公演の前に去っていかれた方のことでしょうか?
さきさんは、本当に人格的に素晴らしく、心ある温かい方ですね。
一人たりとも組子のことは忘れない。
他の組の誰もが口にしないことを、ちゃんとおっしゃってくださった。
私も決して忘れません。
無念にも散っていった命と、弱い立場ながら、命をかけて戦った方たちのことを……
本当に本当に素晴らしい大劇場最後の日でした。
東京公演の大千秋楽まで、どうぞ無事に完走出来ますように、心から応援しております。
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