支える、ということ
トップスターさんを組の皆で支える、
特に二番手さんはどの組でも、大変なトップスターさんを一番近くで全力で支えています。
それはとても尊いことで、美しいことだと思います。
そうやってトップから二番手にバトンが渡され、長い歴史を宝塚は紡いできたからです。
最近、「同期支え」という言葉をよく聞きます。
トップになりそうな同期や、トップになった同期をそばで支える、ということらしいですが、
それを美徳とする人や、同期を支えて美味しい役がもらえる、なんて言う方々がいらっしゃいます。
私の考えは
「とんでもない」
です。
夢と希望に満ち溢れて宝塚を目指して、誰でも頂点を目指して日々たゆまぬ努力を惜しまない人たちです。
もちろん大切な大切な同期でしょうが、その誰かを支えるために宝塚に入ったのではありません。
自分には自分の夢があるのです。
私だったら、「同期を支えるために美味しい役をもらえる」なんて絶対に望まない。
「自分の実力をしっかりと認めてくれてついた役なら、どんなに小さい役だって嬉しくて心を込めて演じる」と思います。
同期の成功も自分のことのように嬉しいでしょうし、同期のことが大好きなのも事実でしょうし、全力で応援していきたいと思うのも本音だと思いますが、
やはり、ご自分の事を一番に考えて頂きたいです。
ご自分が、それが自分にとって一番幸せで笑顔で暮らせていける、と思ったら、誰に何を言われてもそのような決断をしていいと思います。
綺城ひか理さん、どうぞ最後の舞台を、心から楽しんで幸せな気持ちでご卒業されますように祈っております。
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