ちょっと厳しいことを申しますと……
柚香光さんの話題で物凄く盛り上がっていますね。
パリ・オペラ座のバレエ団のエトワールの方や、
東京バレエ団のプリンシパルの方とご一緒に、
ニューイヤーコンサートを開くという夢のようなニュースに大変興奮しました。
柚香さんのダンスは、重力を感じさせない本当に素晴らしいもので、大好きですし、天下一品だと思っています。
その柚香さんが、世界を代表する一流過ぎるくらいのダンサーさんたちと一緒に公演出来るなんて、
宝塚にいたら考えられないですし、
こういうお話が来ること自体、れいちゃんは本当に素晴らしい逸材である、と思っています。
ただそうは思いながらも頭の片隅に心配なことがよぎります。
ずっと前に、やはり宝塚のトップオブトップと言われて、ダンスも大得意の方が、
宝塚を退団されて初仕事に、一流のブロードウェイの方々とのコンサートにご出演されたのです。
その頃、宝塚の方がミュージカルで活躍されることはあっても、
超一流のブロードウェイの方々と共演することなんて、考えられないことだったのです。
物凄いことだと思い、本当に嬉しくてチケットを購入して観させて頂きました。
でも時間が経つにつれて、観ているのがどんどん辛くなってきてしまったのです。
歌にしろ、ダンスにしろ、
一つのことに命をかけてやってきてその分野で超一流になった人たちとは、
どんなに頑張っても実力が違いすぎたのです。
宝塚は全てを一人でやらなくてはならず、総合的には本当に素晴らしい実力を持っているのですが、
一つ一つとなると、その差がはっきりとしてしまって、
いつも自信一杯で演じていたお顔が、段々自信無さそうに見えてしまってとても辛かったです。
(本当にごめんなさい、私の個人的な感じ方なのでご容赦ください)
ご本人は、滅多に共演出来ない皆さんとの共演にとても満足していたと思いますので、
公演自体は大成功だったと思うのですが、
今回のニュースを見て、
とっても嬉しい反面、その時の自分の気持ちを思い出してしまいました。
宝塚でも大人気の方だったので、会場は毎回満席で、その点では大変貢献していたと思います。
その経験を生かして、その後はミュージカルでも大活躍されているので、やはり素晴らしい方だと思っています。
今回は振り付けの方もれいちゃんをよく知っていらっしゃる方のようですので、
れいちゃんの良さを思う存分発揮できる特別なプログラムを作ってくださると思いますので、安心しています。
とにかく、本当に凄いことですので、心から楽しんで、れいちゃんらしさを爆発させてくださいませ。
未知の世界、新しい世界の開拓、期待しています。
頑張ってください。
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