組替え同期問題、雪組編
今日は月組「ゴールデン・リバティ」の東京公演初日です。
月組新トップコンビお披露目公演、
お芝居は色々賛否両論ですが、ショーは大変好評のようで、今から観るのが楽しみです。
どうぞ大千秋楽まで無事に完走出来ますようにお祈り致しております。
今日は「組替え同期問題」を考えるシリーズ、最後となります第四弾、雪組編です。
昨年の12月「愛の不時着」に専科生として特別出演された瀬央ゆりあさんが、
まさかそのまま雪組に組替えされ、次の本公演は雪組生として出演されることになるなんて、
誰が想像したでしょうか?
それがいつから決まっていたことなのかはわかりませんが、
大変衝撃を受けました。
「愛の不時着」での同期の朝美絢さんとの相性の良さ、
温かい雪組自体との違和感のなさ、しっくり具合もきっとその決定の背中を押したのだと思います。
星組生としての瀬央さんではなく、久しぶりに一個人の瀬央さんの舞台を観て、思ったことがあります。
それは、全てにおいて、本当にしっかりとした実力を身に付けていて、大変頼りになる存在になっていたのだな、ということです。
ずっとずっと長い間、「礼真琴さん」という神がかった舞台人の隣にいて、
下級生の頃から比べられることも多かったでしょう。
ご本人は、
「礼さんはあまりに凄い存在で学ぶ事が多すぎて、その背中を見るばかりで自分はまだまだだといつも思ってきた」
というようなことをおっしゃっていましたが、
いやいや、ちゃんとそれらを吸収して立派な男役になられたなあ、と思いました。
歌にしろ、お芝居にしろ、ダンスにしろ、男役の包容力にしろ、
本当に素晴らしいものがありました。
組替え発表を見て、最初は予想外のことに大変驚いたのですが、
よくよく考えてみると、
新トップの朝美さんの、頼りになる心強い相棒として、
これ以上適任の方はいらっしゃらないのではないかと、ストンと納得しました。
「愛の不時着」の時も、最後のご挨拶の時はいつも嬉しそうに必ず瀬央さんの方を見てニコニコしていましたし、
瀬央さんも、朝美さんのご挨拶にいちいち突っ込んだり大笑いしたり、物凄い反応を見せてくださっていて、
本当に仲の良い同期なんだな、といつも微笑ましく見ていました。
これから始まる朝美さんの輝かしいトップスター人生の中には、
きっと大変なこともたくさんあると思いますが、
最高に楽しい同期瀬央さんがそばにいてくれたら百人力、どんな困難も乗り越えていけると確信しました。
そのためにも、今回の同期組替えは他の組の同期組替えとは少し違った印象を持っております。
瀬央さんの進退がこの先どのようになるのかはわかりませんが、
その時まで、今のまま、楽しく朗らかに舞台を楽しんで頂ければ幸いです。
劇団がどのような意図でこのような4組に同期をぶつけてくる、という所業を行ったのかは、
まだまだ時が経たないとわからない面はありますが、
とにかく皆さん、与えられた場所で、最高に美しい花を咲かせて欲しいと願っています。
今回で「組替え同期問題」シリーズは終わります。
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