天海祐希さんについて、薄々感じていました。
いじめの定義ってとても難しいと思っています。
同じように暴言を吐いていても、そこに愛情があったらそれは熱い指導であって、
受け手側の捉え方でも全く変わってきますし、
いじめではないでしょう、と言われていることでも、受け手がいじめだと感じれば、
それはもう立派ないじめになるわけで、本当に難しい問題だと思います。
宝塚の予科、本科の関係だって、
本科生は、代々の歴史に従って、厳格に厳しく予科生を指導しているわけですが、
希望を持って入った夢の世界でこんなに辛い思いをするなんて、
と、人によってはそれを理不尽に感じ、
いじめと考えてしまう方も少なからずいらっしゃるでしょう。
英かおとさんが、予科生の時、一期上の本科生の暁さんが、本当に恐くて、
今でも、暁さんにお会いすると、恐くてびびって話が出来ない、
とおっしゃっているときがあって、
余程恐かったのだな、と思ったことがありました。
あのほんわかしている暁さんが、と思うと、想像が出来ませんが、
きっと、きちんと指導しなければならない、という責任感から、
心を鬼にして指導されていたのだと思います。
現在はもう、同じ組で、先輩後輩としてとても仲良くなさっていらっしゃいます。
天海祐希さんも、余りにも早くから注目され、宝塚史上初の速さでトップにさせられ、
自分では多分望んでいなかったことかもしれませんが、
トントン拍子に順風満帆に進んできたかのように周りからは思われていますが、
皆からの羨望ややっかみなど、いろいろあったのかな、と想像していました。
トップになって初めて大羽根を背負って、大階段を降りてくる、
宝塚の在団中の中でも一番幸せな瞬間、と思われる瞬間に、
天海さんは、一番孤独を感じた、とおっしゃっていられます。
考えられません。
それだけ、トップになった時でさえ、幸せに感じられなかったことが
本当に悲しく思います。
宝塚退団後、天海さんは、私の記憶の中で、
一度も宝塚のお祝いの行事やイベントに出席されておりません。
それだけ、宝塚とは距離をおきたかったのだな、と感じておりました。
でも、今、胸の内にしまっていた感情の一部でも、吐き出せた、ということは、
(はっきり言われると、宝塚ファンとしては正直大変ショックですが、)
これから少し前向きになれた、ということでもあると思うのです。
多くのわだかまりがあるのなら、少しずつでも解決していき、
これから将来、だんだんと宝塚への思いも変わり、
110周年、120周年の宝塚のお祝いのイベントの時には、
是非ご出席していただけると、
これ以上の喜びはありません。
天海さんの、さらにご活躍をお祈り致しております。
もしよろしければぽちっと
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