宙組、大千秋楽に想うこと
今日は、月組全国ツアー公演の初日ですね。
おめでとうございます。
お身体に気を付けて大千秋楽まで走り抜けてください。
遠くからですが、応援致しております。
そして昨日は、宙組東京公演の大千秋楽でした。
芹香斗亜さんの宝塚最後の日でした。
私は観ていませんが、
宝塚の正装黒燕尾服に身を纏い、ファンとの熱い熱いやり取りもあり、
とても感動的な最後だったとお聞きしました。
色々ありましたが、本当にお疲れ様でした。
どうぞゆっくり休まれてくださいね。
芹香さんが、花組「カリスタの海に抱かれて」で、初めて二番手になった時、
全てが完璧で、本当に素晴らしくて、ゆくゆくは明日海りおさんの後を次いで花組でトップになられるのだろう、と確信していました。
明日海さんも、機転の利く頭の良い芹香さんに全幅の信頼を寄せていて、
「何をどういう風に振っても、必ず良い答えが返ってくる」
とおっしゃっていましたよね。
あの頃を懐かしく思い出します。
何がどうして、こんなことになってしまったのか……
いくら考えても答えは出ませんが、
やはり、前代未聞の悲しい出来事が起こってしまったことをないことには出来ないと思っています。
もちろん名前の挙げられた当事者たちだけの問題ではないことは重々わかっているつもりですが、
やはり、その悲しい出来事を引き起こしてしまった、引き金を引いてしまった罪は大なり小なりあると思っています。
もう少しだけ、周りの皆さん一人一人が、思いやりの心を持って接していれば、絶対に起こらなかった事だった、と今でも思っているからです。
でも熱い熱いファンの皆様に見守られながら、
幕前に二度も出て来られたと聞いて、
お幸せな宝塚人生だったのではないかと、少しホッとしました。
いじめやパワハラはもちろん断固として駄目に決まっていますが、
人が追い詰められる理由として、他にもあると思っています。
恐らくご本人たちは微塵も思っていない事だと思いますが……
よく、「ポジティブ思考が大事、楽しく生きよう」
という考えが正しいように言われていますが、
本当に自分だけ何の悩みもなしにポジティブに楽しく生きられたらそんなに良いことはありませんが、
そのように生きられる、ということは、その陰に、物凄く我慢している人がいる、ということなのです。
自分は楽しく幸せで、それを他の人にも「楽しく幸せに生きたらいいよ」と言ってくる人がいますが、
それは、こちらが凄く我慢して色々やっているからそのように生きられるのであって、私までそうやったら、あなたは今のように楽しく生きていけないんだよ、と言ってやりたいです。
(ごめんなさい、私情が入りました)
だから、世の中、そんなに単純には生きられないのですよ。
ポジティブ思考の人は、ただ楽しい、楽しいというだけではなく、
その陰で我慢を強いられている人の事を少し考える余裕を持って頂けると、
今よりはみんなが生きやすい世の中になるのではないか、と思うわけです。
つまり想像力ですよね。
みんなが自分以外の人の事を、想像力を持って思いやりの心を持って暮らしていければ、
このような悲しい事件は起こらなくなるのではないでしょうか。
宙組大千秋楽から、色々と考えてしまいました。
今日から、宙組第10代目生え抜きトップスター桜木みなとさんが誕生します。
本当に本当におめでとうございます。
これで、
花組 柚香光さん、月組 月城かなとさん、雪組 朝美絢さん、星組 礼真琴さん、宙組 桜木みなとさん
の95期全組トップスター制覇が実現したわけですね。
宝塚111年の歴史の中でも大変な偉業だと思います。
残り僅かな礼さんと、朝美さん、桜木さんのトップ時代をしっかりと目に焼き付けたいと思っております。
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