路線って誰が決めているの?
日頃から、いつも気になっていることがあったのですが、そういうものなのかな?と、あまり深く考えないようにしてきた事があります。
一度改めて考えてみたい、と思い、今日は、とりとめもないことですが、日頃から私が考えていることを、語りたいと思います。
読みたくない方はスルーしてください。
宝塚の、路線に乗る、とか路線ではない、とか、何気なく使っていますが、いったい誰がその「路線」を決めているのでしょうか?
演出家?脚本家?先生方?理事?理事長?それとももっと上の方?さもなければ出資者の方々?
まだまだいろいろな方々のご意見もあるでしょうから、それらの方々が話し合って、この人を路線にしようか、とか、決めているのでしょうか?
内部のことは、私なんぞの下っ端にわかるはずも全くありませんが、いつもみんなの意見で公正に決めているとは考え辛く、(もちろん満場一致で決めている方もいらっしゃるとは思いますが)誰かしらの強い意志で、この人を上げる、というのもあるような気がするのです。
今まで、案外長い間、宝塚を見てきて、
どうしてこの人がトップになって、あの人が、トップにならずに終わってしまうの?
と思う事がたびたびありました。
私から見ると(それこそ非常に個人的な好みとか、主観でしかないのですが)絶対、こちらの方の方が、実力も華もあっていいと思うのに、その方ではない方が、若いうちから、やたらとプッシュされる方がいますよね。
決して、そういう方がダメ、と言っているわけでは決してなく、なぜ、その押され方の違いが生まれてくるのか、が良くわからないのです。
少し前になりますが、春野寿美礼さんと、安蘭けいさんの同期がいらっしゃいました。
春野さんは早くから注目され、トントン拍子で、トップまで上り詰めました。
もちろん、実力はピカ一で、お歌の素晴らしいことといったら、大変なものでした。
だから、トップになるべくしてなられた方だと思います。
が、安蘭けいさんも負けていないくらい、お歌が素晴らしく、他の実力もちゃんとあって、トップになるのを、今か今かと待っていましたが、本当に長い間、なかなかトップになれず、ご本人も、「もう、なれないんじゃないか」と諦めかけた時もある、とおっしゃっているのを聞いたことがあります。
結局、最後はトップになって終われたので、本当に良かった、と思いましたが、その決定って、誰がするんでしょうね?
月組の「All for one」の新人公演で主役娘役を演じられた 結愛かれん さん、すごく美人さんで可愛くて、この主役に抜擢される前から、気になっていました。
この役に抜擢されたときは本当に嬉しかったです。そして観たら、女であり、男のマネをしなければならないという、大変難しいお役でしたが、見事に素晴らしく演じていて、とても良かったと思っておりました。
このまま上がっていくのかな?と期待していたところ、そこを頂点に、お役の付き方があまり良くなくなり、気がつけば…………
どうして、ゴーサインがでなかったのでしょうか?
やはり不思議です。
でも、そこで培った男役の力は、今回の「桜嵐記」の花一揆の場面でかっこ良く、ちゃんといかされていたので、良かったな、と思いました。
どういう加減で路線に乗るのかは、本当に良くわかりませんが、最終的にトップさんになられた方は、皆さん、本当に素晴らしく、やはり結局、いろいろあっても、先見の明があったのだな、と妙に納得するのでした。
なるべく皆さんに、報われる人事を、どうぞよろしくお願いいたします。
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