「心中、恋の大和路」観劇感想
今日は無事に月組「グレートギャツビー」が開幕できまして、本当におめでとうございます。
宝塚三連チャン、無事に幕が開くか、とても心配でしたが、本当に良かったです。
本来なら、月組も観るつもりの遠征でしたが、残念ながらそれは叶わず。
でも雪組をしっかりとこの目で拝むことが出来て、これ以上の幸せはございません。
今日は、楽しみにしていた「心中、恋の大和路」を観劇してまいりました。
期待通り、というか前評判通り、皆さん熱演でした。
一歩外に出れば真夏のうだるような暑さの中、この会場の空間だけは、独特の雰囲気の別世界が広がっていました。
全体的に、暗く(照明も)これから起こる悲劇を最初から暗示しているかのようでした。
和希そらさん、夢白あやさんはもちろんのこと、親友の凪七瑠海さんが素晴らしく、二人を思う気持ちと歌に圧倒されました。
真那さん、諏訪さんも素晴らしかったです。
愛すみれさんの迫力、妃華ゆきのさんのお美しいこと。
専科さんの汝鳥さん、悠真さんも流石の演技で、場を引き締めていました。
愛陽みちさんの素晴らしい歌声、
愛羽あやねちゃんと霧乃あさと君の面白いこと、
紀城ゆりや君の可愛いこと。
やはり雪組は、下級生に至るまで、
芸達者が揃っていますね。
見応えがありました。
私は、宝塚版は初めて観たのですが、
今さらですが、
何故心中までいかなければならなかったのか、の説得力が今一なくて、
最初からもう恋仲になっていて、
どうして、こんなにもこの人のために、命をかけてまで愛すようになったのか、が全く表現されていないので、
お金をばらまく場面も、二人で逃げる場面も、死ぬ場面も、とても感動的なのですが、そこまでする気持ちは一体、どこから来ているのか、がはっきりしていないので、何故か感情移入しきれませんでした。
最初に少しでも、出会いの場面とか、お互いの立場が同じで分かり合えるとか、誰にもわかってもらえない心の淋しさをこの人だけがわかってくれる、とか、そういう伏線があってこそ、罪をおかしてまで、死ぬほどひかれあっていく、最後の説得力があると思うのです。
皆さん熱演で、その場、その場では感動したのですが、どうも本質的にストンと気持ちがおちていないので、終わってからも、何となく中途半端な気持ちになってしまいました。
でも、皆さんの演技は本当に素晴らしかったです。
帰り、たまたま歩いていたら、汝鳥さんに会ってしまいまして、
えっ、こんなに早く出て来るんだ、とびっくりしてしまいました。
久々の、本当に久々のスター(?)の楽屋出を見られて、テンション上がりまくりでした。
どうぞ、千秋楽まで無事に完走出来ますように、お祈り致しております。
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