昔から、場は人を育てる、と言いますが、

トップさんという立場に立つと、

二番手時代までとは、回りの見え方がまるっきり違う、と言いますよね。

皆で一斉にトップさんの方を見ていた立場から、

一人で全員を見る立場に変わり、

景色も、責任感も、背負う物もまるっきり変わると言われます。

やはり、トップさんになると、皆さん、

自覚からして違うので、本当に立派になられますが、

中でも、彩風さんは本当に素晴らしいトップさんになられたなぁ、

と、最近つくづく思います。

ちょうど一年前の8月、大劇場でトップお披露目公演が行われて、

昨日、別箱「オデッセイ」が、

コロナ禍の中、宝塚作品の中で唯一、完走することが出来ました。

本当に嬉しかったです。

私のかってな思い込みかもしれませんが、

さきちゃんって二番手時代、

少し大人しいというか、

吹っ切れないというか、

もっと出てきてもいいよな、と、

じれったくさえ思うことが何度かありました。

もちろん、ご自分では最高に頑張って、自分を出している、のだとは思いますが、

少し頼りない、というか、(ごめんなさい)

のぞさんも、もっともっと自分にぶつかってきて欲しい、的なことをおっしゃっていたのを、

何度か聞きました。

ところが、昨年、トップさんになられてから、

グイグイ押す力、圧が物凄くて、まるで別人みたい。

Ｓっけ満載で、みんな、付いていくのに必死、という感じ。

きっとトップになった責任感と　組をまとめていこう、という強い思いが、

そうさせているのだと思います。(元々首席入団ですからね)

それにしても、この一年で、見違えるほど、立派なトップさんになられましたね。

「オデッセイ」の最後の挨拶も、組子のことを想って、本当に立派でした。

頼もしい。

これからの雪組も安泰ですね。

9日10日の「心中、恋の大和路」も、どうぞ無事に上演出来ますように。

(私は抽選、見事に外れましたがね)

配信があることを切に切に望みます。

コロナ禍の公演、精神的にも、肉体的にも、本当に大変だったと思いますので、

まずはゆっくり休まれて、皆で元気に、次の公演を頑張ってください。

ずっとずっと応援しております。

雪組、大好き。

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どうぞよろしくお願いいたします