月組「ELPIDIO」 面白かったー
月組、鳳月杏さん主演「ELPIDIO」を観てきました。
内容を知りたくない方はスルーしてください。
背景には、スペインの、どうにもならない社会情勢、市民の嘆き、苦しみ、哀しみ、そして諦め、が流れているのですが、深刻過ぎず、ユーモアいっぱいで、ドッカンドッカン笑いが起きていて、
その塩梅が見事で、
今回は、作·演出の謝珠栄先生にブラボー、大拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。
しかも、ダンスの振付は、やはり 「流石」 の一言、最初から最後まで圧巻、素晴らしかったです。
主演の鳳月さんは、キューバからスペインにきて、名前を変えて暮らしているのですが、
ある時、拉致されて、意識不明になってしまっているアルバレス侯爵の身代わりとなって期間限定で侯爵になることになります。お顔が瓜二つだったため、執事たちが仕組んだのです。
その執事たちが面白いのですよ。
輝月ゆうまさんと、蓮つかささん。
笑いのセンスが抜群ですね。
間の取り方といい、面白い行動といい、目つきから、台詞の一つ一つまで、面白くて面白くて、
あちこちでドッカンドッカン笑いが起きていました。
輝月さんは、流石専科さんですが、元月組ということもあって、月組にどつぷりはまっています。
鳳月さん、蓮さんとの絡みのお芝居は、本当に見事でした。
月組さんは芸達者が多いですね。
千海さんや白雪さんベテラン方はもちろんのこと、
英かおとさん、彩音星凪さん、蘭世恵翔さん、瑠皇りあさん、きよら羽龍さん、などなど、
皆さんお芝居も歌もダンスも生き生きと演じていて、とても素晴らしかったです。
侯爵の妻の、彩みちるさん。
流石、おしゃれ番長、出てくるたびに、衣装も髪型も、飾り物も完璧で、しかも、とてもお似合いで、本当に素敵でした。
また一段と美しくなられましたね。
鳳月さんとのコンビもぴったりで、
このまま、本公演で主演をして欲しい位でした。
今回2番手の彩海せらさんも、堂々たる演技で、
歌のソロもたくさんあり、しっかりと、2番手の役割を果たしていました。
せらちゃんとみちるちゃんが二人でいるところでは、雪組時代の、お兄ちゃん、妹を思い出してちょっと泣けてきました。
でも、今回のみちるちゃんはまるっきり違う人になりきっていて、本当にお芝居の上手な方だなあ、と再認識しました。
そして何より、主演の鳳月さんの笑いのセンスには脱帽です。
こんなにコメディが上手かったかしら?と思うほど、
ロレンシオが侯爵を装うところの面白いことといったら。
ロレンシオは、低い声で優しくカッコいい人なのですが、
侯爵は、高い声で高圧的で怒りっぽい性格なので、それを必死で装う鳳月さんが、本当に面白くて面白くて。
色々起こりますが、
最後はハッピーエンドで一件落着、
観終わったあと、ああ、楽しかった、愉快、爽快、スッキリ爽やか、になりました。
最高でした。
梅田の千秋楽まで、どうぞ完走出来ますように。
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