もろもろの組替えについて。
和希そらさんが、雪組への組替えの話を聞いたとき、
えっ、とびっくりしたり、はあ、と落ち込んだりすることなく、
案外冷静に、「はい、わかりました。」と言いました、
と、先日のカフェブレイクでおっしゃっていました。
雪組の印象は、「温かい、アットホームな組、という印象です。」
と、おっしゃっていて、それは私も納得です。
でも温かい中に、
ものすごくシビアな、演技、歌、ダンスなどに対する究極なまでの向上心があり、
精神、心を深く深く追求する姿勢を、組子皆が持って日々励んでいるからこそ、
こんなにも、温かくも素晴らしい舞台を観せてくれているのだな、と改めて思いました。
ひとりひとりを重視して、ある程度自分でしっかり作ってからお稽古に望んでいた、という月組時代、
雪組では、皆がちゃんとできるまで寄り添って、
誰かひとりでも出来ない人がいると、その人ができるまで、皆で残って、
ああでもない、こうでもない、と言いながらお稽古する、というのを聞いたことがあります。
古くから伝えられてきたそれぞれの組の伝統があって、
どちらがいい、とか悪いとかはいっさいありませんが、
組替えすることにより、いろいろな伝統が混ざりあって、
さらに素晴らしい化学反応が生まれて、さらに良い組になっていくことは事実だと思います。
明日海さんも、組替えしたとき、習慣もやり方も、全て違っていて、
(例えばスリッパを脱ぐところも「ここで脱ぐの?」という所で皆が脱いでいてびっくりした、など)
何でもないちょっとした習慣まで違っていて、
大劇場も東京宝塚劇場も、まるで初めてきた劇場のように感じた、と、おっしゃっていました。
舞台に関する考え方、お稽古の仕方、などだけでなく、日常のことすらも、
組替えというのは、ご本人にとって、大変なことなんだな、と思います。
でも、違う組のそれぞれの良さが混じりあい、思いもかけないほどの化学反応を生んだ時、
想像以上の感動、という素晴らしい舞台を生み出すことは確かです。
そらちゃんは、「宙組は、研1の時から、下級生上級生関係なく、
やっちゃいなよ、といって育てられたので、
それが今の自分を作るのに良かった」と、おっしゃっていました。
さらに、
「研12という年齢で組替えになったということは、それなりに、自分の役割も求められていると思いますので、
雪組でどのように化学反応を起こせるのか、を楽しみにしています。」
というようなことをおっしゃっていました。
これからの雪組もますます楽しみです。
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