七海ひろきの想い
宝塚をご卒業されてから、OGさんたちはいろいろな分野でご活躍されています。
その範囲といったら、数えきれないくらいの業種になるでしょう。
その中でも七海さんは、他の方々とはちょっと違った異質なものを感じていました。
宝塚を辞めたら、その日から女役になることに務め、
女らしい振る舞いや、高い声の出し方などを研究して、
慣れないスカートを履くリハビリにも日々頑張って挑戦して、
段々と女役として認められていく、というのが普通のパターンでした。
でも、かいちゃん(七海)は違いました。
宝塚を辞めてからもなお、男役道を貫いたのです。
正確に言えば、中性的な感じでしょうか?
すぐに女役に転換することなく、
女性なんだけれど、カッコいい男前な存在として、見事に新しい分野を開拓したと思っています。
テレビドラマにしても、舞台にしても、
カッコいい男役的な役に取り組んでいました。
そして今、そういう活躍の場があるということに、
次々同じような活躍をする人たちが増えてきています。
今までにはなかった新しい分野を切り開くって、
それは簡単なようで、とても大変なことだと思います。
ご本人も今回発信された動画の中でおっしゃっていましたが、
宝塚時代は不器用で、血の滲むような努力をしてようやくお客様に観せられる状態で、とても苦労なさったようですが、
彼女には、とんでもない別の才能があったのだと思います。
新しい世界を切り開いていく閃きと才能、そしてそこに皆を巻き込んでいくカリスマ性が……
「今の私の思い」と題して、七海ひろきさんが、今回の宙組問題について苦しい胸の内を語ってくださいました。
一言一言考えに考えて発してくださっている言葉には、とても心に突き刺さるものがありました。
でも、ファンの皆様に対して、
「どうぞ私の意見に肯定も批判もしないでください」
とおっしゃっていたので、その通りに致します。
ただ私は、こんな中でも今も必死で頑張っている生徒さんたちが切なくて愛しくて、
とにかくいつでもどんなときでも、彼女たちに精一杯の心を寄せて、
ずっとずっと応援していく、ということだけは変わらないと思います。
七海さん、これからも宝塚のOGとして頑張ってください。
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