娘役人事の厳しさ「彩みちる様」へ
今日は、先日宝塚を退団された彩みちるさんのことを改めて語りたいと思います。
みちるちゃんは、下級生の頃から可愛らしさとずば抜けたお芝居の上手さで注目を浴び、わずか研5になるかならないかのうちに新人公演主演2回と東上公演主演2回を果たしています。
かなり有望な娘役さんでも中々ないだろう数です。
中でも研4で演じた「ドンジュアン」のマリアは本当に素晴らしく、未だに忘れられません。
この当たりまでは確かに超路線娘役として育てられていたと思います。
今考えると、トップ娘役になるチャンスが少なくても5回はあったと思います。
(私調べで……)
男役さんは、トップになるべくして下級生の頃から丁寧に丁寧に大切に育てられるため(中には例外の方ももちろんいらっしゃいますが……)ほとんど路線の方は分かりやすくトップへと上り詰めて行かれますが、
娘役は、下級生の頃、どんなに抜擢されて有望だと感じても、その時の男役さんとの相性、時期とタイミングがピッタリはまらないと中々トップ娘役までにはなれません。
ご自分の実力だけではどうしょうもない「運」という物があるような気がします。
最初の望海風斗さんのお相手には、やはり抜群の歌うまさんでなければならなかったでしょうし、
彩風咲奈さんのお相手には、ノリノリのダンスのセンスが合う方が求められたでしょうし、
月組に組替えして、いよいよ月城かなとさんのお相手になるかしら、と思った時には、同じようなタイプの全てそつなくこなす超実力者が待ち構えていてご一緒に就任、退団されてしまうし、
次こそは、と期待していたら、鳳月杏さんのお相手には、やはり抜群のスタイルの良さで大人のムードの方が良い、となったようで……
(全て私の想像ですが……)
そして最後の望み、朝美絢さんのお相手ですが、もうその時は美し過ぎるビジュアルコンビが出来上がっていた、という……
(私は朝美さんと彩さんのコンビも大好きだったのですよ)
そしてとうとう「ガイズ」を最後に退団されてしまわれました。
何回も何回も期待に胸を膨らませていたのですが、本当に残念で仕方ありません。
芝居が上手ければ上手い程、怪演役や年寄り役などを任され、でもその度に想像を遥かに超える程の素晴らしい演技を観せてくださいました。
最後の「アデレイド」は可愛らしさの中にも強さのある、最高にキュートでみちるちゃんにピッタリのお役でしたね。
このアデレイドでご卒業出来た事が、みちるちゃんにとって、とてもお幸せな事だったのですよね。
いつも苦手意識がある、と仰っていたお歌も本当に素晴らしかったです。
娘役の集大成として、みちるちゃんの輝かしい最後を確かにしっかりと目に焼き付けました。
しばらくはゆっくり休まれて、またこれからも未来に向かって頑張ってくださいませ。
さらに新たなみちるちゃんを私たちに観せてくださいね。
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