関東のアダムのブログ

半世紀以上、宝塚大好き、子育てで中20年くらい抜けていますが、また返り咲いて全組応援しています。特に雪組朝美絢様推しです。どうぞよろしくお願い致します。

SS席から観た彩風咲奈リサイタル



本日、相模女子大学グリーンホールへ行ってきました。


雪組、彩風咲奈リサイタル「ALL BY MYSELF」を、


何と何とSS席という、一生分の運を使い果たしたような素晴らしいお席で観劇してまいりました。



さきちゃんのカッコ良さはもう重々承知していましたが、


あまりの近さで拝見したせいもあって、


その何倍も、何十倍も、何百倍もカッコ良くて、卒倒しそうでしたよ。



劇中ではブルームという役名になっているのですが、


さきちゃんの宝塚の軌跡を辿っていく大々的なサヨナラショー的なリサイタルでした。


野口先生の演出が素晴らしかったです。


一幕は入団から二番手時代まで、


二幕がトップスターになってからと、やりたかったこと、になっていました。


映像もふんだんに使われていて、とても効果的でした。



「あなたが誰かの夢になる」


のさきちゃんのポスターが可愛すぎて、思わず客席から、


「可愛いい~」


と声が上がっていました。


白い毛皮のコート着て、客席下手側から颯爽と現れたさきちゃんのなんとカッコ良かったこと。


そこで歌うテーマ曲の歌詞に、


「辛い時、苦しい時、乗り越えられそうもなかった時に、客席の片隅の『あなた』がいてくれたから乗り越えられた」

(ニュアンスです)


というのがあって、


お客様とか、ファンとかではなく、一人称の『あなた』ですよ。


その歌詞に心を鷲掴みにされて、始まったばかりなのに、もう泣くしかありませんでした。


さきちゃんの退団はまだまだ先なのに、悲しさが胸に突き刺さって、


昨日の光ちゃんといい、さきちゃんといい、心が持ちません。




出演者に赤いバラを一輪ずつもらって花束にして、それを客席降りで歌いながら配る、という粋な演出があるのですが、


すぐ近くの方が戴いていて、本当に羨ましかったです。


(欲しかったなぁ)


しかも次の方は、バラにキスをしてから渡す、という……


はあ~はあ~はあ~


ため息しか出ません。


昨日は二名の方に差し上げたらしいですが、今日は四名に上げていました。


日に日に増えるのかしら……



新人公演の時に、先生(諏訪さきさんがビジット先生に扮して演技していました)にしごかれたことや、


そこから這い上がって世界の王になると歌うところなど、見応え一杯でした。


ターニングポイントとなった「海の見える街」を音彩唯ちゃんと皆さんで、全バージョン踊ってくださったのは圧巻でした。


素晴らしかった。やはりさきちゃんの「海の見える街」最高ですね。


そこで一幕は終わり、


二幕はシティーハンターから始まり、


怒濤の懐かしい曲とダンスを観せてくれました。


どれもこれも、懐かしく、その時のことを一瞬のうちに甦させてくれました。



そして、一番思い出に残っているのは?と聞かれて、


「オデッセイ」と……


そうですよね。


1月のオデッセイはコロナのため、全中止になり、


満を持して行われた夏のオデッセイは、


他の全ての公演がまたしてもコロナのために中止になる中、


一つだけやり続けていたのですものね。


いつ、中止になってもおかしくない状況の中、


とうとう最後まで完走できたのですよね。


あの、毎日毎日ピリピリとした緊張感のある舞台は、今思い出しても心が痛くなります。


よくぞ皆さん完走しました。



やはりさきちゃんも深く残っているのですね。


中でも印象的だった華世京さんとの場面と、憧れだった裸足で踊る場面を再現していました。


素敵でした。



そういえば華世京さんは、ブルームにインタビューをする編集者役で大活躍。


ブルームオタク、ということで、まんまですよね。


その出で立ちが、「ほんものの魔法使い」のニニアンにそっくりで、


役もちょっとオドオドしていて似ていて思い出してしまいました。


華世さん、歌が上手くなりましたね。


元々上手いとは思っていたのですが、動きがつくと音程がぶれてしまっていて、声も出にくくなっていたのですが、


今日は踊りながらでもしっかりと歌っていて素晴らしかったです。



「僕は絶対にブルームさんのようにはなれませんよ」と言うと、


ブルーム扮するさきちゃんに、


「あなたはあなたのやり方で上を目指せばいい」


と言われていて、


まるで雪組の将来を託しているように感じました。



とにかく、どの場面もどの瞬間も最高に楽しく、


下級生に至るまで大活躍の素晴らしいリサイタルでした。



夢のような時間をありがとうございました。









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