大劇場で観て以来、久しぶりに「めぐり会いは再び」を観ました。

皆さん、芸に深みが増していて、アドリブも仕放題、

あちこちで笑いが起きていました。

相変わらず、たくさんの出演者たちが、あちこちでいろいろな事をするものだから、

同じ場面でも、見る場所によって、客席の反応が違う、という奇妙な感じでした。

初観劇の時は、目が足りなくて、訳もわからず終わってしまいましたが、

今回は、本当にマジで泣けました。

終わりが近づいているのもあるのでしょうが、

天寿さんと礼さんの場面と、音波さんと舞空さんの場面は、

涙なしには観られませんでした。

天寿さんが、振り切った演技で、笑いをドッカンドッカン取っていて、

かと思うと、礼さんには温かい言葉を渾身の心を込めておっしゃっていて、

もう、その振り幅の大きさに、星組は物凄い人をなくしてしまうのだな、

と改めて感じました。

音波さんと舞空さんにも感動しましたが、

上手側の天寿さんと礼さんが面白すぎて、

良く耳に入ってきませんでした。

(ごめんなさい)

そして、オンブル親子(綺城さんと極美さん)が改心するところも、

演技が物凄く深くなっていて、

泣かずにはいられませんでした。

父と恋人の間に立って、

悪と善の間に立って、

苦しみながらも、微妙に揺れ動く心情を

巧みに演じていました。

父の言いなりになっていた息子が、自分の意思をもち、

大切な人を守るために反論する。

目力といい、言葉といい、態度といい、

何と男らしく、頼もしく、包容力のある立派な男役さんになられたのでしょう。

ショーの時も感じたのですが、

極美さん、お化粧変えました？

今までもお美しかったですが、

美しいだけでなく、男臭さが増して、本当に頼もしい男役そのものになってきました。

可愛いを封印して、男らしさを追究していた彩海せらちゃんの時と同じようなものを感じました。

おばさんとしては、嬉しいような、ちょっと寂しいような、

複雑な気持ちです。

どアップのカッコいいバウ公演のチラシも、会場で受けとりました。

ご自分でもしっかりと自覚されて、男役の階段を一段、いや三段くらい、

上ろうとしているのですね。

これから、ますますカッコ良くなられることでしょう。

応援しています。

昨日は、組総見だったようで、

拍手と手拍子が物凄かったです。

私設のファンクラブには、

「会総見」と「組総見」があって、

会総見は、一人のファンクラブの方たちが一斉に観ること、

組総見は、組の皆さんのファンクラブが一堂に会して一つの公演を観劇すること。

(今も変わっていなければ、ですが……)

昨日は、あちこちで、同じスカーフをした方々や、同じジャケットを着た方々がいらっしゃったので、

多分、組総見だったのかと。

手拍子も、一糸乱れず、１拍目から揃っていたので、

とても気持ち良かったです。

有り難いことに、あと一回観られますが、

どうぞ、千秋楽まで無事に公演出来ますように、祈っております。

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