トップにとって、一番必要なもの。
花組、大劇場公演千秋楽、おめでとうございます。
無事に千秋楽まで終えられましたこと、何よりです。
まだまだ、安心の出来ない世の中で、このように、どの公演も最後まで無事に完走できますこと、
当たり前ではなく、出演者様、スタッフの皆様、そして楽しみに劇場に足を運ぶ皆様も、
常に最善の注意を払って努力しているからに他ならないので、
本当に続けていられることに、感謝、感謝です。
今、チケットの売上から見ても、花組、大人気ですね。
素晴らしいです。
柚香さんが、トップに決まった時はまだ、お歌の部分で不安があり、
本当ににトップになって大丈夫か、と心配の声も多々聞かれました。
あれから、もうすぐ二年になろうとしています。
今では、押しも押されぬ花組のトップさん、いや、
宝塚を代表とするようなトップさんに上り詰めそうな勢いです。
苦手だったお歌も安定してきて、むしろ、とても心地よい歌声で、
そのソフトな囁くような歌い方には本当に癒されます。
ここに至るまでには、ご本人の並々ならぬご努力があってのことだと思いますが、
それを、見据えて、トップさんに、と決断された宝塚の人事も、いつもながら、恐れ入ります。
トップになられる時って、もちろん実力的に完璧な方もいらっしゃいますが、
ほとんどは、どこかしら不安なところはあるけれど、この人でいこう、と決断するわけですよね。
ずっと期待されて育てられても、いざ、トップに、となると、待った、がかかってしまう方と、
不安はあるけれど、えーいトップに、という違いはどこにあるのでしょう。
三拍子揃って、しっかりとした実力を持ち合わせている方でも、
必ずトップになれるわけではなく、
どれもいまいちなのに、なんか魅力があって、トップになられる方もいらっしゃいます。
それはもう理屈ではなく、
その方から発せられるオーラ、と言いますか、輝き、魅力、がどれだけあるか、によるのではないでしょうか。
それは、はっきり目に見えるものではなく、人それぞれが感じることなので、
とても不確かなものですが、明らかにこの世に存在している、とても大切なものだと思っております。
瑠風さんが、
「昔から、殻を破れ、破れ、といつも言われてきたが、良くわからなくて、
でも最近、なんか破れたような気がする」
というようなことをおっしゃっているのを拝見しました。
ご本人がそう感じていたとは、私は知るよしもなかったのですが、
明らかに最近の舞台を見ていると、一皮も二皮も剥けたように感じられていて、
先日の全国ツアーの感想にも書いたのですが、
やはり、そういうことは、目には見えなくとも、はっきりと感じられるものですね。
宝塚の人事の方もきっとそういう将来に向かっての煌めきのある方を選んでいるような気がしています。
宝塚は、いつも私達に、夢や希望や、勇気やときめきを与えてくれる素晴らしい存在ですが、
生徒さんたちも、悩むこともあるかもしれませんが、
いつも、心から煌めいて、輝いて舞台に立っていれば、
道が大きく開けると思います。
キラキラ、ピッカピッカに輝いているれいちゃんの千秋楽に向けて、
このようなことを考えていました。
本当に本当に、大劇場千秋楽、おめでとうございます。
東京公演、今から楽しみに待っております。
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