研6時の礼真琴、恐るべし。
2014年6月の礼真琴さん、バウホール初主演「かもめ」を観ました。
凄い、物凄い。
2014年6月といったら、礼さんは、まだ研6になったばかり。
それでこのクオリティーの高さ。
やはり礼さんはただ者ではなかった。
舞台をやるために生まれてきた方なんだな、
と再認識しました。
トップになられてからのご活躍は、皆さんご存知の通り、目を見張るものがありますが、
やはり、下級生の頃からの一歩一歩の積み重ねで、
今の、押しも押されぬ大スター礼真琴が出来上がったのですね。
相変わらず、歌も素晴らしかったですが、
私が目を引いたのは、演技。
チェーホフの難解な、演じるにも大変難しい作品を、
この学年にして、深く理解して、それを、台詞はもちろん、
ちょっとした動き、表情、目の動きまで完璧に表現していて、
度肝を抜かれました。
ダンスはほとんどなかったのですが、
(ダンスやりたい病にかかっていたようです)
最後に、苦悩を表すダンスがあり、
それが、身体能力半端ない、身体全身から苦悩を表現していて、
躍りだけで泣けてきました。
若いうちに、こういう学びのある環境があるということが、どんなに素晴らしいことか、
そして、それを一滴も逃さず、全部吸収して、
自分の血となり肉とする礼真琴、という存在に、
改めて、敬意を表したくなりました。
その大切な、新人時代の学びの場が、コロナのために、随分失われてしまいました。
それは、後々の大きな損害かもしれませんが、
過ぎてしまったことは、仕方ありません。
気持ちの持ちようで、これから、いくらでも挽回可能なのですから、
失われた時間を嘆くよりも、この先、より多くを取り戻すように、
これからも、さらに気合いを入れて頑張って欲しいです。
その、一回一回が、未来への大きな羽ばたきに繋がるのですから。
まずは、雪組に組替え前にチャンスを得た星組の咲城けいさん、
この素晴らしい礼さんから学べる、又とないチャンスですよ。
是非是非頑張って欲しいです。
そして、月組に組替えした彩海せらさんに、
「グレード・ギャツビー」の新人公演主役をゲットしてもらいたいです。
若い時代の、与えられた一回一回を、大切にして、
これからも頑張ってください。
応援しております。
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