二番手切りなんて本来あってはならない
今、宝塚では、二番手になっても、
この先どうなるかわからない、
という変なジンクスがはびこっていますが、
本来、二番手という立場は、
劇団からも、ファンからも、
正式に次期トップスターになる、
と認められた唯一の存在で、
大きな二番手羽根を背負って、
何の心配もなく、
今のトップさんを一番近くで支え、
そして時が来たら、ちゃんとお見送りして、
その組の伝統なり、格式なりを
トップさんから受け継いで、
次のトップスターになる。
そして今度は、
その次の世代へと
その伝統を受け渡していく、
というのが、本来の役目だと思うのです。
最近、本当に残念ながら、
上級生二番手の、
二番手切り(この言葉は大嫌いです)
が立て続けに続いてしまい、
あたかも、それが二番手のひとつの選択肢であるかのようになってきていることに、憤慨しています。
たまたま、素晴らしい上級生が下級生の下についてしまって、でもその上級生は本当に実力もあり、素晴らしくて、正式に二番手、という立場になった。
でも、時と共に辞めることになってしまった。
本当に残念ですが、
ご本人にとっても、納得のいく美しい終わりかただったのではないでしょうか。
でもこれは、本当に滅多にない例外の出来事だと認識しています。
最近たまたま多くなってしまったので、取り上げられてしまっていますが、
正式には、二番手の役割というのは、
上記に書いた通り、
上級生のトップさんから、
一番近くでしっかりと学び、
それを受け継いで、
安心して、トップさんを支え、
組を盛り上げて、
より素晴らしい舞台を作ること、
だと思うのです。
それが揺らいでしまったら、
大きな二番手羽根を背負って
大変な思いをして、
頑張っている意味が
なくなってしまうではないですか。
劇団には、どうぞ、必死に頑張っている生徒さんたちを不安にさせることのないよう、
安心して、日々舞台に立てるように、サポートしていただきたいと思います。
それでなくとも、コロナで、日々不安だらけなのですから、
正式に二番手と認めた方々には、
きちんとトップへの道を、しっかりと導いて欲しいです。
生徒さんを不安にさせないでください。
宜しくお願い致します。
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どうぞよろしくお願いいたします
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