28日の19時から、「心中恋の大和路」のディレイ配信がされます。

「夢千鳥」に続いて、宝塚では二度目です。

生配信と違って、ディレイ配信は、必ずやってくださるので、

待っていても、安心感が違います。

どちらも和希そらさん主演ですが、

運悪く、公演が中止になってしまい、

数少ない上演になってしまったため、

「夢千鳥」の時に初めてディレイ配信という形を取り入れてくれました。

その配信は素晴らしく、

いつもだったら絶対に観ることが出来なかったであろう作品をたくさんの方々が目にすることが出来、

そらちゃんの迫真の演技もあって、大好評でした。

今、考えれば、そらちゃんの今の大躍進は、

その時から始まったのかもしれません。

でも、それが、日常化することはなく、

心中、でまたしても公演中止が多くなってしまったので、

二回目のディレイ配信に踏み込んでくれました。

舞台の醍醐味は、やはりなんと言っても生観劇。

いくら遠くだとしても、

スターさん達と、同じ空間にいて、同じ空気を吸い、

実際に、この目でお姿を観られて、

この耳でお声を聴き、

飛び散る汗のしぶきまで感じられる、

生の舞台は何にも代えられないほど、最高の瞬間です。

でも、今、なかなか外に出るのは憚られる、

チケットも取れない、

そこで、生配信が、コロナ禍の貴重な有り難い産物として定着化されました。

コロナ前までは、千秋楽や新人公演などはチケットが取れたためしはなく、観られないのが当たり前でした。

それが、コロナ禍において、配信という有り難い制度が定着したために、

今まで観ることが出来なかった貴重な千秋楽や新人公演も観ることが出来るようになりました。

これは、本当に有り難いことだと思っています。

ただ、もう三年も経っているというのに、

コロナ感染者は少なくなるどころか、最高の人数を更新しています。

公演中止も今までにないくらい、多くなってきています。

公演を楽しみにしていても、

ギリギリまで、本当に公演出来るのか、

不安で不安で、ビクビクしてしまいます。

生配信の予定があっても、公演当日まで、本当に上演されるのか、

不安で仕方ありません。

そこで、ひとつ提案ですが、

絶対に配信されることが決まっているディレイ配信を、

もっともっとやる方向で検討して頂けないでしょうか？

いつ、中止になるかわからない生の舞台、

上演出来たときに、出来るだけ映像を撮っておいて、

生配信の予定の時に、

そのまま公演が出来ればそれに越したことはありませんが、

いざ、最悪の場合、中止になったとしても、

後日でも、撮っておいた映像を観ることが出来たら嬉しいです。

例えば、新人公演、

今は、東京での配信になっていますが、

大劇場で公演が出来たら、それを撮影しておいて、

東京がもし中止になっても、どこかで大劇場の新人公演をディレイ配信してくださったら、

ファンは大変嬉しいと思うのです。

頑張って努力してきた新人さん達も、

たくさんの方に観てもらえると思ったら、

一回が中止になったとしても少しはうかばれる、というか、

気持ちも少しは晴れると思うのです。

たくさんのファンの方に観てもらえれば、

今まで知らなかった新人さんの、名前とお顔も覚えてもらえるでしょうし、

中には、ファンになる方もいるかもしれません。

そういうチャンスを、新人さん達に与えてあげてください。

もちろん、舞台は、数を踏んでなんぼ、の世界ですから、

たくさん舞台に立てることに越したことはありませんが、

今のこの状態の中で、

今、出来ることを最大限にやるしかないと思っています。

撮影することも、たくさんのスタッフさんや技術者などが必要で大変かもしれませんが、

公演出来ることが奇跡と思えるような今の状況の中で、

数少ない上演出来た公演は、しっかりと映像に残して頂いて、

編集などしてもいいので、後日でも、

その貴重な映像を、私たちファンに観せて頂けると有り難いです。

「カルトワイン」の悲劇が、この先起こりませんように。

今は、花組千秋楽が、どうぞどうぞ無事に上演されますように、

切に切に祈っております。

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