月組「デスホリ」素晴らしかった
有り難くも、月組シアターオーブ公演「DEATH TAKES A HOLIDAY」
6月21日ソワレ公演を観ることが出来ました。
流石はブロードウェイミュージカル、どの楽曲も素晴らしく、
台詞もありますが、ほとんど歌で物語が綴られていくので、
その音楽の素晴らしさに、つい、うっとりし過ぎて、
歌詞を聴きそびれてしまって、物語の展開がわからなくなってしまうところが何回かありました。
そのくらい、素晴らしい楽曲ばかりでした。
そして何より、月組の皆さんの歌がお上手過ぎて、本当に聴き惚れておりました。
さもすると難しすぎるくらいの音程が多く、
これらを歌いこなすのには大変な努力と時間が必要だったのではないでしょうか。
でも、月城さん、海乃さん、風間さん始め、下級生に至るまで、
皆さん本当にお上手で、耳福でした。
中でも、白河りりさんのあのブロードウェイのスター並みの「歌って踊って」は何ですか?
お見事でした。
それから、ユーモアがたっぷりで、ドッカンドッカン笑いが起きていました。
月城さんの微妙な間の面白さはお墨付きですが、
妙な動きも面白かったですし、
何と言っても、風間さんと佳城さんのやり取りが面白いのなんのって。
このお二人だけが、月城さんが死神だということをわかっていて、
それを隠そうとしてジタバタするわけですが、
佳城さんの、ただ頷くだけの演技でも、会場中にドッと笑いが起きていました。
月組にこんな素晴らしいコメディアンがいたとは……
とにかく面白かったです。
そして、深いメッセージ性のある作品だということ。
笑いがあり、とても面白いのですが、
「死とは、命とは何であるか?」
「人はどのように生きたら幸せなのか?」
「愛するということは?」
という、普遍的なテーマを投げかけてくれました。
死神が、人間となって、今まで経験したことのない感情を学んでいき、
最後に一体何が一番大切なのか、
という大きすぎる答えを出してくれました。
ただ面白いだけではない、
観終わった後、人生について考えさせられる深い深い作品でした。
若い人ほど、残っている時間は多くはないけれど、
これから生きていく時間を、
一分、一秒も無駄にせず、
自分のやりたいことを精一杯全力でやり尽くしたい、
と、改めて決心するような作品でした。
今、この時に、この作品に出合えて良かった。
人生遅すぎる、ということはないですものね。
好きな宝塚を全力で応援し、
回りの人たちのことを心から想い、
大切な時間を、しっかりと生ききりたい、と思いました。
こんなに素晴らしい作品が、一週間も中止になってしまったことは本当に残念でしたが、
ライブ配信もありますし、
是非ともたくさんの方々に観て頂きたいです。
月組の皆様、素晴らしい感動を本当にありがとうございました。
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