関東のアダムのブログ

半世紀以上、宝塚大好き、子育てで中20年くらい抜けていますが、また返り咲いて全組応援しています。特に雪組朝美絢様推しです。どうぞよろしくお願い致します。

和希そら、ラストトーク




今日の「カフェブレイク」は、星組公演の素晴らしさの紹介と、


先日惜しまれながらも退団された和希そらさんの最後の言葉(ラストトーク)を特集してくださいました。


ご自分の今の気持ちをありのままに正直に語ってくださいました。


素直な気持ちを忌憚なく吐露してくださっていて心に染みました。



以下、ネタバレ全開でいきます。






「宝塚は自分の全て」とよく言うけれど、


やはり自分もそうだったな、と。



「元々onとoffを切り替えるタイプなのですが、それが根底では繋がっていて、offで観る映画や舞台も全て勉強に繋がっていたのだな、と思います。宝塚は自分の全て、とよく言いますが、自分もそうだったのかな、と。ただただ全力で生きてきたな、と……」



中井さんが


「ずっっっと長く宝塚を観てきましたが、和希さんの退団発表はその中でも一位くらいビックリしました。どういう気持ちで決断したのですか?」


と言うと、


「一位、それは光栄です。私は好奇心旺盛で、新たな挑戦とか高い壁とかに燃えるタイプなので、さらに試練に挑戦していきたいと思いまして……『人生を楽しむ』が座右の銘で人生のテーマなので……」


「退団を発表すると、それまで秘めていた自分の想いを伝えてくださる方がたくさんいらっしゃって、他組の下級生が話しかけてくれたり、『じゃあ一緒に写真撮る?』と言ってみたり、発表して、人生でこれだけ連絡がくる?というほど皆さんから連絡を頂けて……」


「思い出の作品は?」


という質問に


「宙組時代で言うと、『ウエストサイドストーリー』です。初めて評価を戴けた作品なので……


「組替えは大変だったけれど経験できて良かったな、と思います。とても成長できました。大好きな宙組の皆さんと一旦お別れをして(ここで我慢はしていましたが、少し涙声になっていました…(泣)…)雪組の皆さんとお会いして倍の人数の方々と出合えることが出来、本当に宝物だなと思いました」


「日本物もたくさんやりましたよね?」


「宝塚でこんなに日本物をやるとは思っていなかった。『夢千鳥』は、役としても得られる物が多かった作品、『心中・恋の大和路』もわからない事だらけで、でもそれを素直に『わかりませーん』と周りの皆さんや先生にお聞き出来る環境があり、有り難くて、その有り難さをしみじみ感じました。自分の未熟な部分をさらけ出してそれを引っ張っていってもらえるという経験があればあるほど成長出来るかも、と感じました。名作を演じるというのは、作品の力や元々のファンがいらっしゃるなど、プレッシャーもありますが、それをバネにして活力にして刺激として頑張れたのかと思います」


「本当に素敵な男役ですよね?」


「若い頃のやんちゃ時代を見ると『わぁぁぁ』となりますが、その時代があったらばこそ今がある、引いていって引いていって今の男役像が確立したのだと思います」



最後に「フローズンホリデイ」の白の衣装で躍り歌うところが流れて、


胸が一杯になり、涙が溢れてきました。


もうそらちゃんは宝塚にはいません。


でも生きている限り一生私たちの心の中にはくっきりとそらちゃんの素晴らしい完成された男役像が残り続けていくことでしょう。



心からの吐露、素敵な時間をありがとうございました。








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