大劇場星組公演千秋楽、ライブ配信観ました。

｢男役に完成はない。

最後の最後の一日まで男役像を追求していきます。｣

と、ご挨拶でおっしゃった愛ちゃん。

退団を決めると、なぜ人はこんなにも美しく、輝くのでしょう。

これが最後、と腹をくくり、何もかもそぎ落として、

潔く、自分の求めるものだけを求めて邁進できるからでしょうか？

皆さん、さよなら公演の時に感じますが、

何の灯りもないのに、自ら発光しているようなキラキラとした輝き、

愛ちゃんもまさに光り輝いていました。

お芝居の重厚さはもちろんのこと、

ショーでの、この学年になっても(ごめんなさい)なお、

初々しさと新鮮さを持ち合わせていて、どの場面でも煌めいていて、

素晴らしかったです。

さよならショーの　｢うたかたの恋｣　の場面は、

さすが、やりたい、とずっと思い続けた渾身の役だけあって、

圧巻でした。

本当に本当に美しかった。

舞空瞳ちゃんも本当に素敵で、終わった時には、

一つの大きな作品を観た、かのような満足感を得ました。

本公演、さよならショー、共に、

愛ちゃんの勇姿、男役としての美学、をこれでもか、

と観せられたような気持ちになりました。

本当にありがとうございました。

最後のお花渡しに、

恥ずかしそうに二回も出て来られた芹香斗亜さん、

(夢妃杏瑠さんと愛ちゃん)

さっそうとしていてとても素敵でした。

心の内は、とても淋しいのではないかしら、

と思いを馳せてしまいました。

愛ちゃん、礼さん、舞空さんの三人の歌とダンス、

心に迫るものがありました。

もうこの三人のショットが観られないのかと思うと、

本当に悲しくなりました。

東京公演で、さらに目に焼き付けたい、と思いました。

お芝居、ショーとも、とても素晴らしかったのですが、

ちょっと気になることが。

トップになられた方は、ほとんどの方がそうですが、

礼さん、またお痩せになってませんか？

前はお顔もふっくらとしていて可愛らしい感じでしたが、

トップになられた頃から少しシュッとして

ますますかっこ良くなられたなぁ、と思っておりましたが、

今回拝見して、さらにお痩せになったような気がして。

お芝居でも、立ち回りと歌が今までにもないくらい息が大変だ、

とおっしゃっていられましたし、本当に出ずっぱりで、

ショーでも素晴らしいダンスを披露してくださっていて、

どれもこれも完璧で素晴らしいのですが、

お身体だけはお大切になさってくださいませ。

基本的なことですが、良く食べて良く寝て、

なるべく疲れを溜めないようにしていただけますように、

老婆心ながら思ってしまいました。

トップになられると、なかなか難しいことなんですけどね。

休養もなかなか取れないでしょうし。

これからまだまだ長くトップさんを続けて頂きたいと

思っておりますので、どうぞ、ご無理だけはなさいませんように、

お身体を調整しながら、頑張ってくださいませ。

とても素晴らしい星組公演でした。

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