宝塚の人事は、ほとんど想定内のことが多いですが、

時々、突拍子もないビックリ仰天人事を行うことがあります。

最近では　(もう最近でもないですが)

当然、雪組さきちゃんのお嫁さんになるだろう、と、

暗黙の了解をされていたと思われていた潤花ちゃんが、

突然の宙組異動、一体これから、どうなっちゃうの？と、思っていたら、

まさかのまどかちゃん専科異動、

からの、華ちゃんの退団を待っての花組異動、

さきちゃんのお嫁さんは一体誰なの？と、もやもやしていたら、

突然、花組に組替えになっていたきわちゃんを呼び戻す、という、

怒涛の訳の分からない人事が続き、

これから、どうなってしまうのか、

本当に想像もつかなかったあの頃から、約１年くらい経ちました。

今現在、宙組、花組、雪組は3組とも、もう何年トップコンビをやっているの？

と思うくらい、ぴったり、しっくり合っていて、とてもお似合いです。

やはり宝塚のやることは凄いです。

さききわは、シティーハンター、じゃないけれど、バディー感が最高だし、

れいまどは、れいちゃんの、まどかちゃんを見つめる目が、

可愛くてしょうがないという感じで、幸せオーラ満載だし、

まかじゅんは、背丈もぴったりで、大人のムード漂いまくりで素敵だし、

組替えの時の心配なんて、何も必要なかったですね。

「バロンの末裔」の配信を観ましたが、潤花ちゃんが生き生きと演じられていてビックリしました。

彼女、こんなにお芝居上手かったかしら？と思うほど、上手くなっていて、

長い間秘めていた思いを、真風さんにぶつけるところなんぞは、

心の底から絞り出すような切ない演技で、涙が溢れました。

最後、自分の本当の心を封印して、別の道を選ぶところなど、

普通なら、なんで？となるところを、

彼女の圧倒的な演技で素直に納得させられました。

彼女の演技でこんなに感動したのは、初めてです。

お歌も、思いっきり歌っているので、前のような心配はなかったですし、

ダンスはもちろん以前から素敵でしたが、

さらに素晴らしくなって、

真風さんとの絡みは、一瞬一瞬、絵画を見ているかのように素敵でした。

それも、真風さんが、どんなことをしてぶつかっていっても、

いつも大きな愛で包み込んでくれているから、その安心感からそうさせるのだろうなぁ、

と改めて真風さんの懐の深さ、包容力に敬服しました。

月組も合わせて、新しくなったトップコンビの今後も楽しみで仕方ありません。

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