今年も残すところ、あと２日となりました。

初めての年末、ということで、私なりの賞を考えてみました。

12月15日に「成長著しいスター」と銘打って25名の今年成長した、

ブレイクしたとみられるスターさんを選ばせて頂きました。

その中から、私の個人的な、超独断と偏見で、

最もブレイクしたと思われる方(大賞)、その他の方(優秀賞、新人賞)を選びたいと思います。

そのあと、特別に生徒さん全員の中から

最優秀演技賞

最優秀ダンス賞

最優秀歌唱賞

を１名ずつ選ばせて頂きたいと思います。

よろしければ、お付き合い頂ければ幸いです。

最優秀ブレイク大賞

愛月ひかるさん

愛ちゃんは、皆さん周知の通り、12月26日で、惜しまれながらも、宝塚をご卒業されました。

今年の愛ちゃんの輝きは、まるで後光が差しているかのようでした。

最後の一瞬まで、成長の歩みを止めず、最後の最後まで男役の美学を追及して、

私達にその集大成を見せてくださいました。

こんなにずっと愛ちゃんのことを考え、思い、追いかけ、見守った１年は今までにないと思います。

それだけ、魅力が爆発した１年でした。

もっと早くに、と思わずにはいられませんでしたが、

「ずっと咲き続ける花より、散るとわかっている紅葉の方がより美しい」

と愛ちゃんがおっしゃっているように、終わりがあるからこそ、のあの輝き、煌めきだったように思います。

今ごろ、どうしていらっしゃるのでしょう。ゆっくりとされていらっしゃるでしょうか？

愛ちゃんのこと、忘れません。

優秀ブレイク賞　 (男役)

朝美絢さん

昨年の今頃には、考えもつかなかった「二番手」という重要な立場に立ち、

それを、プレッシャーもありながらも、見事に自分のものにして、

皆の期待以上にパフォーマンスしてくださいました。

公演初日には、二番手羽根を、いったい背負うの、背負わないの？とファンをやきもきさせ、

いざ、背負って大階段を降りてきた時の神々しいまでのお姿は、

ファンならずとも、喜びに胸を震わせたと思います。

二番手の証明でもある歌劇の表紙も飾り、着々と確固たる地位を固めつつあります。

来年はさらに大飛躍をして頂きたいです。

和希そらさん

コロナの影響で、残念ながら公演中止になってしまった「夢千鳥」ですが、

その影響で、全国に配信することになり、

いつもなら、絶対に観ることが出来なかったであろう、多くの皆さんが、この作品に触れることが出来、

そらちゃんの魂の込もった渾身の演技で、観る人の心を鷲掴みにしました。

この作品で、一気にそらちゃんの株が爆上がり、このままどこまで上っていくのでしょうか。

来年も大変楽しみです。

優秀ブレイク賞　(娘役)

朝月希和さん

トップ娘役、という大変な立場に立ち、ご本人も、相当の覚悟を持って挑んでいたことと思います。

お披露目公演も、期待以上に見事に果たされ、素晴らしいトップコンビのバディ感を見せてくださいました。

見た目は、可憐で可愛らしく、守ってあげたい雰囲気ですが、

思っていた以上に、強い精神力の持ち主で、立派にトップさんを支えていらっしゃるお姿には、

頼もしい限りです。

来年も、さらに私達に夢をみさせてくださいませ。

潤花さん

突然の組替え、たった一人で宙組にいってから、どうなることか、と思っていましたが、

持ち前の明るさと前向きな性格で、宙組の皆からも温かく受け入れられ、

大人っぽいムード満載の真風さんとも、雰囲気ぴったりの素晴らしいトップコンビさんになりました。

もう出来上がった中に、自分だけが入っていく、という難しい立場にも関わらず、

何の違和感もなく、むしろしっくり溶け込んでいて、素晴らしいです。

さらに頑張って頂きたいです。

新人ブレイク賞　(男役)

縣千さん

主要メンバーがごっそり抜けた雪組の穴を、縣さん中心に新人達が見事に埋めてくださいました。

立場も重要な位置となり、今後、さらに期待される貴重な新人です。

生き生きと動き回るお姿は、もう新人の枠を遥かに越えて、貫禄さえ感じられます。

これからもますます活躍を期待しております。

亜音有星さん

昨年までは、誰も知らなかった(？)亜音さん、

「夢千鳥」での抜擢を皮切りに、あれよあれよという間に

新人公演の主役をもぎ取り、

出来も新人とは思えないほどの見事さで、今年最もブレイクした方といっても過言ではないと思います。

今後がますます楽しみな逸材です。

新人ブレイク賞　(娘役)

星空美咲さん

バウ公演の抜擢から始まって、マイティーの東上公演の主役までものにして、

それを、新人の範囲を軽く超える演技で、観せてくださいました。

歌も素晴らしく、ダンスも素敵で、これから、どのようにご活躍されるのかが、

本当に楽しみな娘役さんです。

山吹ひばりさん

やはり「夢千鳥」の抜擢から注目され、新人公演主役に抜擢。

しっかりとした実力で、何の心配もなく、安心して観ていられる演技でした。

これからさらに期待しております。

おまけ

是非選びたいので、最後に３人。

最優秀演技賞

彩風咲奈さん

「シティーハンター」で、宝塚らしからぬ、はっちゃけた主役を、

全てを吹っ切った演技で、思いっきり私達を楽しませてくれました。

最優秀ダンス賞

柚香光さん

「クールビースト」での、力強いダンス、宙を舞うような重さを全く感じさせないダンス、

全てが素晴らしかったです。

最優秀歌唱賞

礼真琴さん

「VERDAD」の全ての歌唱。

音域、声量、抑揚全てが素晴らしかったです。

圧巻の歌唱力でした。

また来年からのご活躍も、楽しみにしております。

長々とありがとうございました。

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