テレビと舞台と宝塚。
宝塚を退団されると、その後、いろいろな選択肢がありますが、
そのまま舞台俳優として活躍される方、
テレビや映画など、映像の世界にいかれる方、
両方、バランスを取りながら続ける方、
その他、全く別のお仕事をされる方や幸せなご結婚をされる方、など
歩まれる道は様々です。
テレビと舞台って、根っこの部分は同じものが流れていると思いますが、
基本、全く別物だと思っています。
「あさいち」の「推し活」とプロフェッショナル「推し活の流儀」を拝見しました。
朝から、花總まりさんと、井上芳雄さんの「エリザベート、私が踊る時」を聴けるなんて、
夢のようでした。
花總さん、宝塚を退団なさってから、もう何年経たれるのでしょう。
現役時代と全く変わらない、その凛とした美しさ、
他を寄せ付けないほどの品格、
テレビなんて忘れるくらい、ご自分の世界に入っていらっしゃっていて、
その堂々たるお姿に圧倒されました。
そして、そのエリザベートを優しく包み込むようなトート井上さんの歌声も
素晴らしかったです。
ひとつの舞台を観せて頂いたような、充実感がありました。
やはり、花總さんは、根っからの舞台女優さんだな、と痛感しました。
花總さんのテレビ出演作品も、何作か見せて頂いています。
大河ドラマや、つい最近では、
福士蒼汰さん主演の探偵物にもゲスト出演なさっていましたよね。
どちらもやはり凛としていて素敵だったのですが、
やはり映像の世界では、役柄も年相応(ごめんなさい)になってしまいますし、
あの舞台での、他の追随を許さない圧巻の存在感、とまではいきませんよね。
いや、とってもおきれいで素晴らしい演技だったのですが、
舞台での存在感と比べての話です。
同じ、心を大切にして演じることに違いはないのですが、
見せ方や役作り、発声や表情の作り方まで、
舞台とテレビ(映像)ではまるっきり違うと思います。
宝塚退団後も、舞台で大活躍の、明日海さんや、愛希さんは、
舞台での素晴らしさはもうお墨付きですが、
テレビでも、とても自然に演技なさっていて、流石だと思いました。
舞台とテレビの違いを感じて、相当努力をされたのだと思います。
プロフェッショナル「推し活の流儀」で、天海祐希さんがナレーションをなさっていました。
流石に流暢で、気持ちのいれ方も完璧で、素晴らしかったです。
今や押しも押されぬ、立派な素晴らしい女優さんですよね。
舞台のお仕事も少しはなさっていらっしゃるようですが、
ご自分としては映像の世界でやりたい、と思っているのでしょう。
それぞれに魅力的な宝塚OG様たち、たくさんの目指すお手本があるのですから、
これから退団される方々も、第二の人生を楽しく過ごせそうですね。
偉大なる、大先輩お二人を見て、
そんなことを考えていました。
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