ついこの前まで、雪組の舞台で暴れまわっていたあみちゃん(彩海せら)が、いよいよ、月組別箱｢ブエノスアイレスの風｣で月組デビューすることが決まりました。

｢ブエノスアイレスの風｣は月組御曹司として大切に大切に育てられた暁千星さんの初の東上主演作品です。

同時に組替え発表されたお二人が、同じ舞台に立てる、というのは、とても珍しいことだと思います。

そしてこの公演を最後に、暁さんは、星組へと組替えになります。

月組の御曹司として育てられたありちゃん(暁千星)の月組D N A を

少しでも受け継いで欲しい、

との意図があってのことなのかな、と思いました。

ありちゃんの最後の月組での集大成を

すぐ近くで見て感じ取って欲しいという

劇団の思いもあったのかもしれません。

それだけ、あみちゃんには期待がかけられているような気がします。

月城さんも、インタビューでお話されていたように、

下級生の時には、いろいろな上級生の影響を受け、

良いところを吸収して成長していきます。

組替えがあれば、さらに多くの先輩のお手本を学ぶことができます。

その方々の背中を見て、影響を受けて、

今の自分がある、とおっしゃっています。

組替え最初の作品、というのは、とても大変だと思います。

慣れ親しんだ雪組出身の先輩、

月城さんと彩みちるさんと離れての未知の世界での出発。

(お二人がいらっしゃるから本当は少し安心していたのですが、

出演者振り分けで別れてしまいましたね)

初めてのことだらけで、

緊張したりご苦労なこともあるかもしれませんが、

朝美さんが、｢キャプテンネモ｣で、

最初は相当緊張されていましたが、

物語

(マトカという島にたどり着き、最初は恐がられ、敬遠されていたが、段々と打ち解けていって、最後はさきちゃんから、マトカの長を任せられる、という話)

と同じように、段々と皆に受け入れられていって、今があるように、

永久輝さんが、　｢ダンスオリンピア｣　で

悪戦苦闘しながらも必死で食らいついていったように、

あみちゃんもどうぞ頑張ってください。

真面目で何事にも一生懸命で、

素直で何でも吸収出来る柔らかな心を持っているあみちゃんなら、

場所が変わってもさらに立派に成長出来ると思っております。

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