彩風咲奈さんが、あるインタビューで、

「いつも皆をびっくりさせるようなカメレオン役者になりたい」

というようなことをおっしゃっていました。

宝塚の方って、普通の男優さん、女優さん以上に、男女、年齢関係なく、幅広い役を要求されると思います。

そして、どんな難題を突きつけられても、

いつも、その期待以上の出来で、

私達観客を楽しませてくださっていて、

本当に凄いと感心しています。

ご本人の個性をしっかりと出して演じられる方も、本当に素敵ですが、

その役毎に、変幻自在に姿を変えて、

その役になりきって演じる方、

（それをカメレオン役者といいますが、）

は、本当に凄いと思います。

さきちゃんが、カメレオン役者になりたい、とおっしゃっていましたが、もう既に立派なカメレオン役者さんだと私は思います。

抜群のスタイルを生かして、

王子様も最高に格好いいですし、

かと思えば、「20世紀号に乗って」のヘタレ役も、本当にヘタレ過ぎて、笑ってしまうほどはまっていましたし、

「キャプテンネモ」のネモ船長の、あのカリスマ性、オーラには完璧やられましたし、

「ファントム」のジェラルド・キャリエールのあの大きな包容力、ヘタレと同じ人がやっていたとは、到底信じられません。

シティーハンターの冴羽りょうはまるで二次元から出てきたかのようにカッコ良く、

そして夢介、全く違う役柄を、

完璧になりきって演じていらっしゃるとのこと。

本当に素晴らしいです。

この記事を読んでいて、カメレオン役者、

といってすぐ思い出したのは、

朝美絢さんです。

こじらせ役を演じさせたら、

右に出る者はいない、とまで言われるあーさですが、

パック、「ほんものの魔法使」のアダムにみられる、

純粋で一途で、悪意、汚れを知らない、

透明で妖精のような、

この世の物とは思えないほどの美しい役をやらせても、

右に出る人はいないんじゃないでしょうか。

この相反する役を、

完璧なまでになりきって演じるって、もう、

カメレオン役者以外何者でもないです。

パック、

サン・ジュスト、

斉藤一、

ファルコ・ルッカ、

キャロル、

アダム、

ミック・エンジェル、

伊勢屋総太郎（まだ観てないけど）

これらが全て、同一人物が演じているなんて、信じられます？

きっぱり、「信じられません」

素晴らしいカメレオン役者です。

こんな素晴らしいお二人が、

トップ、二番手でご活躍されている雪組は、

本当に凄いと思います。

これから先、さらにどんな作品が観られるのか、

どんな役で、私達を驚かせてくださるのか、

今から楽しみで仕方ありません。

まずは、「夢介千両みやげ」を笑いいっぱいに楽しみたいと思っております。

次の中国物もとても楽しみにしております。

夢は広がるばかりです。

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