花組の勢い。喜劇か、悲劇か。
つい最近まで、月組が物凄い勢いでしたが、
今は、花組の勢いがとどまりを知りませんね。
公演中、ということもあると思いますが、
「トップ・ハット」は、滅茶苦茶楽しい、極上のエンターテイメント、
片や「冬霞の巴里」は、重い題材で、心にグッとくる復讐劇。
観終わった後の感動は、どちらも凄そうです。
喜劇か、悲劇か。
どちらがいいとか悪いとか、という問題ではありませんが、
(どちらも素晴らしいです)
演じる側にとっては、どちらも、
物凄いエネルギーを必要とする、と思うのです。
違った能力を要求されると思いますが、
どちらも、自分の最大限の力を振り絞って、
渾身の力をかけて演じている、ということ。
出来上がって、目の前に表れるイメージは全く違うけれど、
深く掘り下げたり、役の人の心情を寝る間も惜しんで追求したり、
間の取り方を何度も何度も練習したり、
粋に軽くみせるために血の滲むような努力を重ねたり、
舞台人って、目に見えないところで、
どれだけのご苦労をされているのかと思うと、
いつも頭が下がります。
そして、完成された作品で、
そんな裏の努力なんて、微塵も感じさせないで、
いつも私達を、最高に楽しませてくださる。
本当に有難いことです。
尊敬致します。
明日、明後日、と、嬉しくも、花組の両公演が配信で観られます。
コロナは嫌なことばかりですが、
唯一良かったのは、
ライブ配信、という文化が定着したこと。
今までなら、遠い所でやっている作品は
余程のことがない限り観られませんでしたが、
こうやって、家に居ながらにして、
二作品、両方観られるのですから、
本当に有難いです。
今、乗りに乗っている花組の公演、
二公演とも、感想を読ませて頂くと、絶賛の嵐、
楽しみに拝見したいと思っております。
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