孫が怯えて帰ってしまった。
花組「冬霞の巴里」のライブ配信を観ました。
ちょうど、3歳の孫が遊びに来ていて、
それなら、一緒に観よう、ということになったのですが、
復讐劇である上に、ゾンビメイクだと聞いていたので、ちょっと心配だったのですが、
案の定、出だしから、怖い怖い連発で、泣き出しそうな始末。
それでも、チラチラとは観ていたのですが、
流石に怖すぎて、帰ってしまいました。
配信中だったので、駅まで送ってもやれず、
心残りのお別れになってしまいました。
宝塚は綺麗なもの、と教えていたのに、最初に観た印象が、こんなことになってしまって、
後々トラウマにならなければ良いのですが……
そんなこんなで、あまり集中して観ることが出来なかったのですが、
とても考えさせられる内容で、
良いもの、悪いもの、良い人、悪い人、善と悪は、
見方、立場によって全く異なるのだ、
ということを、ひしひしと感じました。
自分が信じていたものが、本当は真実ではなかった、
迷い、苦しみ、それでも何かを信じて生きていかなければならない。
その矛盾、葛藤を、永久輝さん、星空さん始め、飛龍さん、紫門さんらが、
熱演していて、見応えがありました。
特に、ヤス、を演じていた人とは思えない飛龍さん、
桜嵐記で、ひげおやじをやっていた人とは思えない紫門さん、
見事でした。
でも、私が一番感情移入出来たのは、
アナーキストの、聖乃さんと、侑輝大弥君。
理由は何であれ、自分の信じる道を、ただひたすら迷うことなく、ぶれずに進む。
命をかけてまで、信念を突き通す、
そういう生き方、好きだわぁ。
聖乃さんは、悪役、悪役と言われていましたが、そんなことない。
何を信じて良いかわからないこの作品の中で、立派な信念を突き通した、
唯一しっかりとした思いを持っている方なのかと。
顔は一番怖かったですがね。
(凄く作り込んできましたね)
大弥君も、とてもカッコ良かったです。
希波君と愛蘭みこちゃんは、まだ、痛み、苦しみを知らない存在の象徴として、
生き生きと舞台に立っていましたね。
とても可愛らしかったです。
下宿の方々も皆さん熱演で、
ひとこちゃんを中心に、素晴らしいカンパニーが出来たと思います。
東京でも、お身体に気をつけて、頑張ってください。
応援しております。
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