宝塚って、生徒もファンも演出家も、愛が溢れているね。
宝塚って、いつも感じているのですが、生徒さん皆さんはもちろん、
ファンも、そして、演出家の皆さんも、本当に愛に溢れていますよね。
テレビとか、他の舞台とかの仕事のやり方はよく知りませんが、
宝塚は、座付きの先生たちがいてくださるので、
新人の演出家さんたちにとっても、
とても優しい劇団だと思います。
ちゃんとステップを踏んで、演出家デビューをさせてくださる、
きちんと演出家を育ててくださる、有り難い存在だと思います。
まず始めに、演出助手などをしながら、新人公演の演出を何作かなさって、
良ければ、バウ公演の演出デビュー。
そして、経験を積んで、晴れて、大劇場デビュー、と。
最初から、全部やれ、というわけでもなく、
諸先輩達からいろいろノウハウを学んでから、
順を追って大きな仕事に就かせてくださる。
理想的な環境ではないでしょうか。
今回、宙組の演出を担当された熊倉飛鳥先生。
新人公演3回目だそうで、
いよいよ、満を持して極美慎君主演のバウ公演、
「ベアタ・ベアトリクス」
で、演出デビューなさいます。
内容も、とても良さそうなので、大変期待しています。
「めぐり会い再び」で演出なさる小柳奈穂子先生のコメントが出ていましたが、
宝塚の生徒一人一人に当てて作品を書いていらっしゃる様子が手に取るように伝わってきて、
感激しました。
辞めていかれる天寿さんと音波さんには、次の世代への継承の場面を、
いつも一人で頑張りすぎてしまう舞空さんには、
「仲間がついているよ」というメッセージを、
そして、今度初めてバウで主演をすることになった極美さんには、
「極美!これを乗り越えてもっと強くなれ」
という応援の意味を込めた役にしたそうです。
温かくて、温かくて、涙が出そうになりました。
ずっと同じ劇団で仕事をしているからこそ、
一人一人を、しっかりと見ているからこそ出来る、
素晴らしい演出家さんだな、と、改めて思いました。
こういう温かくて優しい、生徒に対して思いやりのある演出家さんたちがたくさんいらっしゃる宝塚は、
本当に幸せだと思いました。
これからも、素晴らしい作品で、私たちに、夢を観せてください。
楽しみにしています。
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