上田先生にびっくり。
初めて、上田先生に関係するインタビューを拝見致しました。
ご自分の言葉で真摯に、丁寧に答えていらっしゃっていて、
私が抱いていた先生のイメージにピッタリでした。
宝塚との関係、辞めたいきさつなども、
おおむね、私が感じていた通りでした。
でも、それでは何をそんなにびっくりしたかと言うと、
先生は、脚本家、演出家を目指していて、
数ある劇団や関係者から依頼が余多ある中で、
敢えて宝塚を選んでくださった、とばかり思っていたので、
そこは天地がひっくり返るくらいびっくりしました。
優秀な大学を出られた時、就職氷河期で、最初、普通の事務職をなさっていたとか。
でも、何か興味の持てるものをやりたいと思い、
その頃興味のあった音楽、劇場関係の仕事を何社か受けて、
宝塚だけが採用してくれた、と。
まず、ここでびっくり。
宝塚はこの頃から、稀有な才能を見抜く先見の明を持っていたのですね。
前に、このブログでも書きましたが、宝塚には、愛溢れる温かい、
「演出家育成プログラム」があります。
演出助手から始まって、新人公演演出、小さな劇場から段々と大劇場へ無理なくステップアップ出来る最高のシステムが。
上田先生は、演出などはまるで初めてだったそうで、(ここにもびっくり)最初はクビになるんじゃないか、と思っていたそうです。
でも、生徒たちの、命をかけてまで頑張るひたむきな姿を見た時、(涙)
この生徒たちに何かいいものをやって欲しい、と心から思ったそうです。
何が求められているか、を意識して、それに従って描いた演出家デビュー作品 「月雲の皇子」 が大好評。
鮮烈なデビューとなりました。
そのあとは、皆さんもご存知の通り、あれよあれよという間に、
超一流の大演出家さんへ。
本当に、類いまれなる才能を持ち合わせていらっしゃったんですね。
でも、それを見抜いた宝塚も素晴らしい。(自画自賛)
素晴らしい才能を見いだし、大きく開花させ、広い世界へと送り出しました。
その才能は、さらに大きな世界へと羽ばたいていき、
さらに大きな偉業を成し遂げてくださると信じています。
オペラの、役割分担の発想など、普通の人では到底考えつかないもので、
発想力豊かな先生だからこそ成せるお仕事が、これからもたくさんあると思います。
遠くからですが、ずっと見守って、ずっと応援していきたいと思っております。
上田先生のさらなる飛躍を、お祈りいたしております。
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