最近、まだまだ宝塚で活躍して欲しい、と思う方が、

どんどん辞めていかれる気がして、

とても寂しく感じています。

人それぞれのお考えがあるので、なんとも言えませんし、

特に宝塚は、限りある世界なので、

どうしても美しいうちに……

と思われるかたも多いのではないでしょうか。

それにしても、早すぎる退団が最近多いように感じます。

雪組、綾凰華さんだって、

ご自分としっかり向き合い、決めた、

とおっしゃっていましたが、

いろいろ考えるところはあったと思いますが、

ファンとしてはまだまだ、もっともっと

いろいろなあやなちゃんを観たかったですし、

花組のお二人、飛龍つかささん、音くり寿さんに、至っては、

それこそ、これからさらにさらにどんな役や

パフォーマンスを観せてくださるのだろう、

とワクワクしていた方々なので、

返す返すも残念です。

宝塚とは少し違うかもしれませんが、

スポーツの方の引退などを見ると、大きく二つに別れるようで、

もう、気力も体力も限界、

身も心も、限界になるまでやり尽くして、

何の後悔もなく去っていく方。

まだやれば出来るかもしれないけれど、

負ける無様な姿は見せたくない、と引退を決断する方。

両者ともあっぱれな引き際で素晴らしいと思うのですが、

もし、少しでも後悔があるのでしたら、

たとえみっともない姿をさらしたとしても、

最後の最後まで闘って欲しいと思う派なので、

性格上、前者の引退に、心から拍手を送ってしまいます。

だいたい、後者で引退した方は、しばらくして、

また復活してくる場合が多いですけれどね。

宝塚の場合、一回退団してしまったら、

もう二度とあの舞台には立てないのですから、

そこのところは吟味に吟味を重ねて

慎重に決めて頂きたいところです。

もちろん、宝塚はスポーツとはまた別で、

常に美しく、清らかなものを要求されるので、

無様な姿をみせる、というのではないのでしょうが、

まだやりたいのに、自分で、もうそろそろ引いた方がいいのか、

などとは決して思わないで、

悔いのない選択をしていただきたい、と思ったのでした。

二番手問題などで、辞めるのか、辞めないのか、などと

一部では騒がれていますが、

周りの意見など、そんなこと、どうでもいい。

どうぞご自分の心と向き合って、

その時その時、悔いのない一番いい結論を見いだしてください。

残念ながら、退団、という道を選ばれてしまった方々は、

きっと、それがご自分にとって最高の選択だったのだと思います。

｢残念ながら｣　ではなく、｢退団｣　がきっと

明日への希望に繋がっているのだと思います。

私たち外野は、その決断を心から応援致します。

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