月組「ネプチューン」観劇感想。
「必ず迎えにきて、お前ごと盗んでみせるから!!」
いただきました。
月城さん、カッコいい!!
今日のマチネ、初観劇、
そして、このまま、しばし夢の世界に滞在して、4時からのソワレを観ます。
有り難いことに2回もチケットが降ってきてくれました。
舞浜の駅に到着すると、もうそこは夢の世界、
駅の時計さえも、♠や♣になっていました。
ディズニーの夢の世界と、宝塚の夢の世界、
少し違うけれど、どちらも現実から離れて、夢を与えてくれます。
「ネプチューン」
今の世の中に一石を投じる、心にズシーンとくる、素晴らしい作品でした。
戦争や病気や汚染された雨(原爆的なこと?)がはびこっている地球から追放された科学者鳳月さんが、海王星ネプチューンで自分の思い通りになるクローン(宝石たち)を作って、新たな地球を作ろうとしている。
雨のため亡くなってしまった妻の、完璧なクローンを作って、誰にも邪魔されず満足して生きている。
そこへ、月城さんたち(彩さん、英さん、夢奈さん)が表れる。
キラキラの宝石に囲まれて、幸せそうに見えるが、そこには心がない。
何にも代えられない唯一無二の美しい存在として、大切に持っているガラスのかけら(子供の頃大好きだったベルメールからもらった)を、月城さんが、ベルメールそっくりの海乃さんに渡して、去って行くときに言う言葉、
「必ず迎えにきて、お前ごと盗んでみせるから」
心のない世界から救うために、月城さんが海乃さんに言う言葉、心に刺さります。
(実は海乃さん(ネプチューン)はベルメールの母だった)
鳳月さんが捨ててきた地球も、実はそんなに悪くない、
いろいろ不幸なことや汚染もあるけれど、
まんざら捨てたものではない、
海乃さんと、地球へ行き、地球が美しいことを証明して、帰ってこよう、
というような終わり方でしたね。
鳳月さんも、決して悪い人ではなく、
「ネプチューン」を心の通う美しい惑星に変えようとして終わります。
どんな宝石よりも、「ガラスのかけら」(心)が大切、というメッセージだと受け止めました。
水溜まりに写る太陽の光が、キラキラ輝いていて、どんな宝石よりも美しい、と感じたあの頃を思い出しました。
心が洗われる素敵な作品でした。
まだまだ書きたいことがあるので、
二回目を観てから、また書くかもしれません。
一回目はど真ん中の後方、
二回目は一番上手側の前の方。
この会場はトロッコが出ると思っていたので、二回目上手席を楽しみにしていたのですが、今回はトロッコなし。
近くで乗るところを見られると思ったのに残念です。
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