雪組の進化が止まらない、そして涙。
大劇場での観劇から、早一ヶ月半。
ようやくお江戸で「夢介千両みやげ」を観ることが出来ました。
長かった。
この間に公演中止もあり、
生徒さんたちも、さぞかし心配や、ご苦労をされたと思います。
久しぶりに、あの極上の楽しい世界が、
どのようになっているのか、凄く楽しみに拝見しました。
雪組、進化が凄い、半端ない。
前も、笑いあり、アドリブあり、十分楽しかったですが、
今回は、その比ではなかったです。
トップのさきちゃんからして、もう突き抜け過ぎていて、
ぼーっとした牛に、完璧になり切っているし、
至るところで、(台詞のないところで)ぼそぼそ何か言っているし、(それがまた面白い)
舞台上のどの部分を見ても、誰かしらが面白いことをやっていて、
全然目が足りないし、
伊勢屋のお父さん、お母さんが、これまたアドリブオンパレードで面白い、面白い。
そして、総太郎さんですよ。
さらにさらに進化していて、
もうどこまでいってしまうのか、というくらい面白くなっていました。
一言一言、言う度に、会場中、ドッカンドッカン笑いの渦。
アドリブ自体、面白いのですが、
その言い方、間の取り方、タイミングが絶妙で、もう笑うしかない。
笑いのセンスが抜群ですね。
伊勢屋の二階でのさきちゃんとのやり取りも、
元々面白かったですが、さらにさらに進化していて、
さきちゃんの、トップさんがここまでやっていいの?と思うくらい振り切った演技と、
それを冷静に受け止めてさらりと流す言葉のやり取りが、
漫才?コント?というくらいはまっていて、
凄くいいコンビだなぁ、と思っちゃいました。
テンポ感が、本当に良かった。
お糸ちゃんには、この日は、やたらとお糸ちゃんが嫌がっていたので、
「そんなにいやがらなくても~」でした。
お顔ぶつけシーンでは、
「商売道具なのに、モテなくなっちゃう」でした。
日々変わる、新鮮なアドリブと、
作品に流れる軽妙で温かい雰囲気がマッチして、
何度でも観たい作品になりました。
ショー「センセーショナル」ですよ。
もう涙なしには観られない。
日に日に終わりの時が近付いてきていますが、
あまり考えないようにしていました。
でも、綾凰華さんへの爆発するような拍手と、
組子全員からの、温かい視線、ちょっかい、思いやりを見てしまうと、
「ああ、もうすぐなんだな」 と感じずにはいられませんでした。
胸がジーンと熱くなって、
目からは涙が溢れてきて、
オペラグラスは曇るし、
良く見えないし、大変でした。
今でさえこれでは、この先、思いやられます。
大劇場の時は、
「そらちゃん、組替えしてきて、物凄く頑張っているなあ」感を
強く感じましたが、
東京では、もうすっかり肩の力も抜けて、馴染んでいて、
「もう何年前から雪組さんですか?」という感じでした。
さきちゃん、朝美さん、綾さんたちとのやり取りも、とっても自然で、
心の底から楽しんで舞台に立っていらっしゃるのが、
こちらまで伝わってきました。
良かったです。
朝美さんの、笑顔、目力、微笑み、指差しからのその指を自分の目に持ってきてのウインク、
全てがかっこ良く、本当に癒されました。
綾さんとのわちゃわちゃ遊ぶところ、
綾さんが、朝美さんの肩にもたれかかって甘えるところ、
全てが愛しくて、涙なしには観られませんでした。
汗だくで頑張るお姿にたくさんの元気をいただきました。
大千秋楽まで、どうぞどうぞお身体に気をつけて頑張ってください。
また、観に行きます。
もしよろしければぽちっと
どうぞよろしくお願いいたします
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。