舞台に立たれる方達って、

余裕で歌ったり踊ったり、演技をしているように見えますが、

そこまで仕上げるために、見えないところで、

どのくらいの努力や訓練をしているのかと思うと頭が下がります。

礼さんだって、超高速のダンスや殺陣をやったあとに、

全然大丈夫ですよ、という感じで、

息切れなんか一切せずに、

完璧に歌われる。

疲れを知らない方なのかしら、と思っていたら、

平気な顔はしているけれど、

心の中は死にそうに疲れていて、

それを悟られないように必死で歌っている、

とおっしゃっていて、

やはり皆さん凄いな、と改めて思いました。

別箱でも何回も主演をし、

舞台経験も豊富な海乃さんが、満を持してトップ娘役になったときも、

海ちゃんだったら、どんな役がきても余裕でこなせるでしょう、

と思っていましたが、

あるインタビューで、

「何もかも必死で、余裕なんてとんでもない、与えられたお役をこなすことに、とにかく必死です」

というようなことをおっしゃっていられて、

舞台の上では、余裕綽々に見えても心の中は大変なことになっているのだなぁ、と改めて思いました。

最近、星組を観て、

昔から、どんな役でも完璧にこなし、星組でも最も頼りになるお兄様、天寿さんが

やはりインタビューで、いつでもギリギリ、必死にもがいていた、とおっしゃっていて、

本当に驚きました。

天寿さんこそ、すぐに何でもできちゃって、

余裕の演技をいつも観せてくれていたので、

その天寿さんでもそうなら、

皆さん、観客の私たちを喜ばせてくださるために、

どれだけのご苦労をされているのかと思ったら、

本当に頭が下がる思いです。

ただ、のほほんと観ていられないな、と感じました。

天寿さんの最後の舞台も、

一挙手一投足を見逃さずに、

心して拝見しなければ、と改めて思いました。

最後の舞台、どうぞ悔いなく、思い残すことなく、燃焼して終われますように。

頑張ってください。

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