関東のアダムのブログ

半世紀以上、宝塚大好き、子育てで中20年くらい抜けていますが、また返り咲いて全組応援しています。特に雪組朝美絢様推しです。どうぞよろしくお願い致します。

感動、花組、「水美の羽根」は元気でした




こんなに素晴らしい作品が、コロナのせいで、


こんなに中止になっていたなんて、何てもったいない。


仕方のないことかもしれませんが、


14日から再開されて、本当に良かったです。


れいちゃんの幕開きの挨拶で、もう涙、涙になってしまいました。



まず、「リスト·フェレンツ」


柚香さんって、憑依型でいつもお芝居が上手いなあ、と感じてはいましたが、


こんなにも表と裏の表情を繊細に表現出来るなんて、驚きました。


皆にもてはやされて(特に女の人達に)、それを武器に大人気ピアニスト、作曲家になっていくのですが、


決してそれを良し、としているわけではなく、


自分の中では、こんなのは本当の自分じゃない、といつも感じていて、それでも観客に向かって投げキッスをする矛盾。


その投げキッスをするれいちゃんの表情が、なんとも、かっこいいのだけれど、無表情に冷めていて、本当に、表の顔と、中に潜んでいる想いが違う、というのを一瞬にして表していました。



後半のお芝居も、自分の強い欲求と、マリーダグーとの微妙な関係を繊細に表現していて、本当に見応えがありました。


いつの間にこんなに素晴らしい役者さんになられたのでしょう。


本当に素敵で、私が思っていた通りのリストを再現してくださいました。


素晴らしかった。



マリーダグーのまどかちゃんも、いつもの可愛らしい、愛らしい雰囲気は封印して(可愛らしい場面もありましたが)


本来の自分と、置かれている立場の違いに悩み苦しむ大人の女性を、非常に魅力的に演じていました。



マイティーのショパンも穏やかで、美しく、


リストとの対比が見事で、


クラシック界のロマン派作曲家の2大巨塔に相応しい演技で素晴らしかったです。



ジョルジュサンドのひとこちゃんも、いつもとは全く違うカッコいい女性を、高音の歌も難なくこなして素晴らしく演じていました。



適材適所、あすかちゃんも、帆純君も一之瀬君も、


本当に美しくて、カッコよかったです。



バウ公演主演が決まったからでしょうか、


ショーでも、帆純さんと一之瀬さんのオーラが半端なかったです。


ものすごく目立っていて、今まで見たこともないほど、カッコ良くなられていました。


こういうチャンスは、やはり、人のやる気を引き出して、思いもかけないほどの魅力を出すものなのですね。


それは、新人公演初主演を取った大弥君にも言えることで、お芝居でもショーでも、光り輝いていて、直ぐに見つかり、カッコよくなっていてビックリしました。


若い力というのは凄いですね。




そのショー、ですが、


もう始まった時から、涙、涙でした。


退団者に対しての思いが一杯に詰まっていて、


ありとあらゆるところで退団者との関わり、いちゃいちゃ、感謝、尊敬、が垣間見られ、


れいちゃんを始めとする花組全員が温かく送り出しているショーでした。


音くり寿さん、飛龍つかささんのお芝居も歌も素晴らしく、今更ながら、退団が惜しまれます。


もっともっと宝塚にいて欲しかった。



若草萌香さん、芹尚英さんも含め、


どうぞこのまま千秋楽まで完走されて、


無事に宝塚最後の日を迎えられますように、


切に切に、お祈り致しております。



ちなみに、「水美の羽根」 は


本当に、凄く元気でした。


バサーッバサーッと、壊れそうに揺れていました。



でも、マイティーの二番手としての貫禄は物凄く、


どの場面も素敵で、



これを二番手と呼ばずして、誰を二番手と呼ぶのか?



状態でした。



感動一杯の花組生観劇でした。


満足、満足。





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