今日は、花組バウホール　｢殉情｣　の初日ですね。

公演時間も出て、無事に開幕されるようで、

本当に良かったです。

おめでとうございます。

先日、雪組｢蒼穹の昴｣を二回観劇しまして、

観れば観るほど深みが増して、それぞれの方の辛さがひしひしと伝わってきて、

涙なしには観られませんでした。

彩風さんも、歌う時に、涙なんだか鼻水なんだか(ごめんなさい)、

お顔をぐちゃぐちゃにされていて(誉めてます)

そのお顔が、なんと美しいことか。

今まで、いつでもどんな時でも、カッコいい彩風さんしか観たことがなかったので、

何もかも振り捨てて、こんなに真剣なお顔を観たのは初めてだったかもしれません。

ぐちゃぐちゃでしたが、なんと美しいことか。

この作品で、彩風さんの、心の底からの本気を観た気がしました。

朝美さんも、一回一回の公演に、まるで命をかけているくらいの凄まじさで演じていますし、

(怪我だけはなさらないでください)

朝月さんも、貧困な中にも笑顔を忘れず、その健気さにとても癒されます。

とにかく、素晴らしい舞台でした。

でも、それは、なんと言っても、この公演を、

6名の専科の方々がしっかりと支えてくださって、

大活躍してくださっているからこそ、成り立っている、とも言えるほど、

専科の方々のご活躍が、凄いです。

それがどれだけ、この作品を、奥深く、重厚感のある舞台にしてくださっていることか。

一樹さんの西太后、流石です。

一樹さん、とても恐い役が多かったですが、

今回の西太后は、強いですが、悪役には描かれていなくて、

夏美ようさんと、対するときの優しさや、

縣さんを思って歌う歌のお上手なこと、

心が込もっていて泣けてきました。

その夏美さんも、こんなにいい人なのに、殺されてしまうなんて。

伊藤博文の汝鳥さんも、圧巻の素晴らしさですし、

悠真さんの、憎らしいこと。

白太太の京三紗さんは、物語の核心を突く、納得させる演技で、流石です。

凪七さんも、しっかりと締めてくださっていますし、

この専科の方々のお力が、どんなにこの作品を支えてくださっているのかをひしひしと感じます。

それを、10月18日に迫った新人公演では、

研7までの超若手で演じなくてはなりません。

これだけの人生経験も舞台経験も豊富な方々のお役を、

若い人たちだけで演じなくてはならないことは、

私たちが思っている以上に、大変なプレッシャーがあると思いますが、

我が雪組の頼もしい、信頼できる新人たちのことです、

きっと皆さん、精一杯素晴らしい舞台を、作ってくださるだろう、と、

確信致しております。

メインキャストたちの皆さんも含め、

雪組らしい、熱の込もった素晴らしい舞台を観せてくださることを、

大いに期待しております。

頑張ってください。

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