雪組の若い力、最高
昨日、雪組「蒼穹の昴」の新人公演配信を観ました。
全員が、研7以下の人たちで演じているなんて思えないほど、
見事な出来栄えで、感動、感動の嵐でした。
このような、長大作を、専科さん達の完璧過ぎるお役たちを、
よくぞここまで立派に作り上げてくださった、と
出演者の皆様はもちろん、スタッフの皆様にも感謝したい気持ちでいっぱいになりました。
カットされてしまったところで、大変残念だったところはありましたが、
(文秀が銀橋で歌うところと、玲玲がタンストンの袖口を縫うところと、
春児が文秀に死なないで、と泣きじゃくるところ)
でも、新たな説明も付け足していて、とても分かりやすく、
二時間があっという間に過ぎました。
何といっても、初主演の、華世京君。
研3でこの度胸、このオーラ、
久々に、三拍子揃った大型新人登場、という印象を受けました。
演技も歌もまだまだ伸びしろはあると思いますし、
ダンスの上手さは、「オデッセイ」で実証済み。
本当に期待の大型新人ですね。
雪組のことですから、大切に大切に、御曹司として育ててくださるでしょう。
玲玲の音彩唯ちゃん、ぼろを着てても、かわい過ぎ。
歌は抜群だし、最後の衣装が本当に似合っていて、ヒロイン力バッチリです。
春児の一禾あおさんも、難しい役を見事に演じきっていて流石でした。
最後のご挨拶も、しっかりしていて素晴らしかった。
短いお稽古の中で、大変難しい京劇にも挑戦して、本当に凄かった。
ただ、本公演で、もう当たり前として観ていた京劇、
やはり習得するのは並大抵なことではないのだな、と痛感しました。
テレビの画面越しに、「頑張れ、頑張れ」と何度も何度も言ってしまいました。
ひとつ間違えば、大怪我にも繋がりかねない京劇。
本公演も、慣れることなく、一回一回、心して観なければいけないと、改めて感じました。
夢白あやさんの西太后、お見事でした。
これからトップ娘役になる覚悟のようなものが感じられる素晴らしい演技でした。
アルマ王女をやっていた人とは到底思えない。
声の出し方からして、夢白さんは、本当に演技がお上手ですね。
咲城けいさんも流石に場面を締めていましたし、
荘海はるまさんも、黒牡丹、メチャクチャカッコいいし、伊藤博文も見事だし、
聖海さんの光緒帝も、優しい雰囲気がとても良かったし、
紗蘭令愛さんの栄禄も、下級生とは思えないほど見事でしたし、
霧乃あさとさんのタンストンが、これまた可愛くて、最後は涙を誘ったし、
華純沙那ちゃんの何と可愛いこと、
そして、何といっても、順桂の紀城ゆりやさん、
何か、吹っ切れたように、カッコ良くなられて、歌も素晴らしかったですし、
これからますます期待してしまいます。
そして、研1生の苑利香輝さん、
久城あすさんの岡圭之介を、ストーリーテラーも含めて、明るく爽やかに演じていて、素晴らしかったです。
蘭琴の水月胡蝶さんも、独特の良い雰囲気を出していて、
雪組の未来も明るいなぁ、としみじみ感じました。
200%満足な、素晴らしい新人公演でした。
本公演も、皆様、頑張ってください。
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