宙組、｢シャーロックホームズ｣と｢デリシュー｣、

観劇してきました。

２つとも、すごく宝塚的な作品で、わかりやすく

とても楽しめました。

お芝居は、かの有名なシャーロックホームズ、ということで、

随分、役作りされたなぁ、という感じでしたが、

真風さんの、ちょっと声を高くして、古畑任三郎風なセリフ回しが、

役にピッタリあっていて、とても素敵でした。

いつもの、ドスの効いた低音ボイスを封印して、

ちょっと軽快な探偵さんを、かっこ良く演じていらっしゃいました。

芹香さんも、やはり声を少し高めにして、

シャーロックを翻弄する悪役を、

本当に楽しそうに演じていらっしゃいました。

芹香さんが、このお役を、ワクワクしながら演じている、

とおっしゃっていましたが、悪役を、

どのようにわくわく演じることが出きるんだろう、

と思っていましたが、言っている意味がよーくわかりました。

本当に楽しそうでセリフからも生き生きしたものが伝わってきて、

これから、どんなことをやってやろうか、

とわくわくドキドキしながら生きている悪党が

確かにそこに存在していました。

今までとは、少し違った、力が抜けた素敵な演技で、

とても良かったです。

真風さんのマントと言い、芹香さんのお衣装と言い、

さらにハットもお二人ともとってもお似合いで、すごく素敵でした。

アイリーンの潤花ちゃん、とてもお綺麗ですね。

今までも、綺麗だと思っていましたが、トップさんになって、

一段と輝きがまして、華やかで、オーラがあって、

どこにいてもすぐにわかりました。

雪組から移動になった時は、これからどうなることか、

と思って心配しておりましたが、さらにさらに美しさがまして、

本当に宙組の真風さんのお嫁さんにならせて頂いて良かったな、

としみじみ思いました。

ズンちゃんと天彩さんのコンビは、お芝居の中の癒しの部分で、

ほっこりとして、可愛らしくて、本当にお似合いでした。

ららちゃんも、体当たりの演技で、生き生きと演じていて、

退団公演、とても印象に残り、素敵でした。忘れません。

警部のそらちゃん、渋い演技で良かった。

警部たちの歌、ものすごくうまくありませんでした？

そらちゃんと４人くらいで歌うのですが、

警部にしておくのはもったいない、と思うほどに、

綺麗にハモっていてお上手で、うっとり聴いてしまいました。

留依蒔世さんも、いらっしゃったのですね。

どおりでお上手なはずですね。

瑠風さんも、とても力の抜けた演技で、自然体で素敵でした。

亜音有星君もキラキラと目立っていました。

出だしから、ズンちゃんとそらちゃんのズンそらが見られて、

幸せでした。

しかもお芝居もショーも、そらちゃんがこれが最後で雪組に移る、

というのをまるで知っていたかのように

(知っていたのかしら？)

ズンそら、の場面がたくさんたくさんあって、

演出家の皆様、本当に本当にありがとうございます、

という気持ちでした。

ショーでは、短い時間でしたが、お二人で組んで踊るところもあり、

本当に目福でした。

これで思い残すことはありません。

キキそらは、まだ別箱で観られると思いますので、

楽しみにしておきます。

そのショーはとにかく豪華豪華で、ザ、宝塚、という作品でしたね。

最初から、大階段、もうパレードかと思ってしまうくらいの豪華さ、

カンカンから、クラシックオンパレードのダンスと歌、

マリーアントワネットには本当に驚かされました。

中詰めでは、もう大きな羽根を背負って、

フィナーレかと思っちゃいました。

ロケットも、振りもお衣装もとっても可愛かったです。

豪華絢爛で、とても良かったのですが、

ただ、帽子、ハット、の場面が多すぎて、

2階の後ろの方から観ていた私にとっては、

お顔が良く見えず、本当に残念でした。

青組、赤組、白組で5人ずつで出てくるところ、

みんな、とってもとってもカッコいいのですが、

帽子をかぶっているため、誰が誰だかわからない。

歌の声で、瑠風さん、そらちゃん、ズンちゃんではないかな、

とわかりましたが、やはりお顔を最初から見たかったです。

ハットのダンスは、本当にかっこ良くて大好きなのですが、

できれば、ショー1回にハット1回、くらいにして欲しかったです。

今回は、お芝居も入れて、

ハットをかぶるところがあまりに多すぎました。

2階の上の方から観た単なる客からの悲鳴ですので、

あまり気にしないでくださいね。(笑)

とにかく、大変楽しい３時間でした。

ありがとうございました。

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