雪組「海辺のストルーエンセ」の深化が凄すぎる
今日、有り難くも、雪組「海辺のストルーエンセ」を前から二列目で観ることが出来ました。
こんなに前の席なんて、滅多に取れるものではないので、
皆様の隅々までの表情や、小芝居をなるべく見落とさないように、頑張って観ました。
神奈川芸術劇場以来、久しぶりに観ましたが、
皆さん、お一人お一人、お顔が生き生きとしていて、役に息づいていて、
進化、深化がすごすぎる。
縣さん、音彩さんはもちろんのこと、
諏訪さん、真那さん、華純さん、愛すみれさん、白峰さん他皆さん、本当にすごかった。
物語に厚みが出ていて、本当に感動しました。
中でもやはり、朝美絢様ですよ。
一幕は、心に野望を持ちながらも、サラリと楽しく、
笑いを取りながらも、周りの人たちを溢れ出る魅力でバッタバッタと倒していき、
まるでカサノバ状態。
それを、まるで当たり前のようにサラリとやってのけるのですから、恐ろしい。カッコいいー。
でも、そこから二幕ですよ。
神奈川でも、その狂気に圧倒されましたが、
今回はその比ではなかった。
「王に頼らず、自分が全ての実権を握ればいいんだ!!」
と決心するところ、
内から滲み出るその感情は、狂気さえも遥かに超えて、自分でも抑えられない程の目の輝き、手の震え、興奮、もうあれは演技を遥かに超えて、ストルーエンセそのものが今の時代に蘇ったかのようでした。
神がかっていました。
そして、床に突っ伏して歌い出すところ。
絶望の中にも複雑な感情を、美しいピアニッシモの声で歌っていて、大変感動するところですが、
頬につたうあんなに美しい涙を、今まで見たことがありません。
そこからの、悲しい嘘と暴言を吐き、剣に刺されて死に至ることろまで、
もう圧巻でした。
表情が良く見えたので、さらにその哀しさ、切なさがビンビンこちらにまで伝わってきて、
本当に涙、涙、感動しました。
朝美さん、一体どこまで深化していくのでしょう。
明日は、千秋楽。
最後の最後の一回まで、最後の1分1秒まで、きっと深化し続けるのでしょうね。
明日も楽しみにしています。
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