昨日、月組「応天の門」「Deep Sea」を観て参りました。

なんの予習もなく拝見しましたが、

「えっ、一番の悪党を捕まえないで終わっちゃうの？」

と、勧善懲悪の好きな私にとっては、ちょっと不満でしたが、

内容はとても面白く、どんどん引き込まれていって、気が付いたら終わっていた、という状態でした。

何より、芸達者なメンバーが揃っている月組の皆さんが、

本当に素晴らしかったです。

星組観劇などで、少し薄れていた(ごめんなさい)月組の退団者の皆様のことを、

しっかりと思い出し、目一杯肌で感じられたひとときでした。

月組は、明日海りおさん、朝美絢さんの影響で、非常に思い入れのある組で、

数えきれないほど観劇してきました。

年若き清和帝を演じられた、千海華蘭さん、

この学年でこのお役、と、誰しも思いますが、

からんちゃんにかかったら何でもござれ、おじいさんの役から仙人の役、子役だって何のその、

その芸幅の広さには本当に恐れ入ります。

本当に可愛らしい清和帝でした。お見事。

蘭世さんの「若き日の高子」も大変美しく可愛かったですし、

朝霧さん、清華さん、花時さん、もご活躍が嬉しかったですし、

結愛かれんさんの「大師」の美しいことといったら、この世のものとは思えないほどでした。

「カルーセル輪舞曲」で、すぐ近くから微笑みかけて頂いて以来、

なんて可愛らしい人だろう、とずっと応援していまして、

「All for One」の新人公演初ヒロイン「ルイ14世」もとっても良かったのに、

何故そのまま路線へのれなかったのか、いまだに悔しくてたまりません。

そして、何より光月るうさん、温かいお人柄で、いつも皆を包み込んでくださって、

発せられる言葉がいつも心に染みました。

朝美絢さんが、どこかの質問の時に、

「刺激を受ける？心に残る？(ちょっと忘れましたが)

上級生と下級生を一人ずつ挙げてください」という質問に、

下級生は縣千さんを、

上級生には光月るうさんを挙げていらっしゃいました。

雪組にきて、もう随分経つというのに、

月組組長さんの名前を挙げていたところに、

ああ、それだけ信頼関係があったのだな、

とつくづくそのお人柄の温かさを身に染みて感じました。

最近の結愛かれんさんのスカステの番組で、

大劇場の千秋楽の時に、お手伝いに、朝美絢さんが来ていらした、ということを聞きまして、

感動で、胸がいっぱいになりました。

時を経てもなお、繋がり続ける月組との絆、

いつまでも大切な仲間である方々の卒業の日に、

何と素晴らしいことか。

そういう温かいお人柄が、舞台でも出るのですよね。

ショーでの、月城さんと退団者の皆様の場面は、

涙なしには観られませんでした。

まだまだ公演は続きます。

お身体に気をつけて大千秋楽まで、頑張ってください。

見所、感動的なところ等々、たくさんあったのですが、

一番に感じた退団者の皆様への想いを、今日は書かせて頂きました。

また感想を書きたいと思います。

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