天海祐希、宝塚時代の苦労を告白
昨日、「Mr.サンデー」の番組内で、
ミヤネさんのインタビューに、天海祐希さんがご出演されました。
宝塚史上最速研7で、トップスターになられた天海さんですが、
何でも完璧にすぐに出来てしまう人、
と、言われることに、そう言っていただけるのは大変嬉しいが、
実は、本当の自分は何も出来なくて、そのギャップに苦しみ悩み、心の中で葛藤していたそうです。
芸名の天海祐希が、勝手に一人歩きしていって、
自分でも思っていないほど次々に大役を与えられて、
それが、出来て当然、頑張って当たり前、という風に見られ、
[本名の自分=何も出来ない自分] とのギャップに戸惑い、本当に苦しかった、とおっしゃっていました。
今日、大劇場で、退団公演千秋楽を迎える真風凉帆さんも、
下級生の頃、何も出来ないのに大役をもらって、本当に辛かった、というお話をされていましたよね。
研8でトップスターになられた珠城りょうさんも退団される時に、同じようなことをおっしゃっていました。
若いうちから期待されるのも、端からは想像も出来ないほどの大変な苦労、葛藤があるのですね。
でも、ある時、芸名の天海祐希が、もっと上に上れるチャンスがあるのだったら、
それを、本名の自分が潰してはいけないのではないか、
と、思うようになった、とおっしゃっていました。
そして、芸名の天海祐希は、本名の自分に、
今まで見たこともないような素晴らしい景色を見せてくれた、と。
常に、自分の中に、芸名の天海祐希と本名の自分がいて、
まるで、双子の相棒のようだ、ともおっしゃっていました。
歳を重ねるごとに、選択肢は減っていって、
若い頃は、両手で足りないほどの中から選ばなくてはならなかったけれど、
今は片手で足りるようになってきたから、
迷いも随分なくなってきた。
出来ることも、段々減ってきたけれども、
長期の舞台などはまだやりたいので、それに耐えうる身体を作るために、
トレーニングは常にやっているそうです。
「筋肉は裏切らない、やっただけのことは返してくれる」
とおっしゃっていました。
(マイティーを思い出しました)
最近は、
「私、偉い、頑張った!!」と、自分で自分を褒めているそうで、
「だって、頑張った自分も、頑張っていない自分も、知っているのは自分なんですよ。
だから、頑張った自分は自分が褒めてあげた方がいい、自分で自分を褒めましょう」
本当に、その通りですよね。
ミヤネさんも、完全に同意して、
「今度、自分を褒める会、褒め合う会を作りましょう」
天海さんも、
「そうしましょう、そうしましょう」
でお開きになりました。
人が羨むほど恵まれていると思っていた方でも、
いろいろな悩み、苦しみがあるのだな、
と改めて身に染みました。
さあ、これから、真風さんの退団公演、大劇場千秋楽配信を、
心して拝見したいと思います。
もしよろしければぽちっと
どうぞよろしくお願いいたします
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。