関東のアダムのブログ

半世紀以上、宝塚大好き、子育てで中20年くらい抜けていますが、また返り咲いて全組応援しています。特に雪組朝美絢様推しです。どうぞよろしくお願い致します。

コロナ渦の退団の仕方




まだ平和な時は、どなたかが退団される、となると、


その千秋楽に向かって、ファンたちは、


自分たちの心も時間も全てかけて何日も前から


準備万端にして、千秋楽の最後の日を、贔屓の方が、


気持ちよく、幸せな気持ちで迎えられるように、


盛大なイベントでお送りしていました。



特にそれがトップさんならなおさら、真っ白い衣装に身を包み、


朝のお出迎えから、最後の楽屋出まで、


心置きなく、自分たちの気持ちにもちゃんと区切りをつけるか、


のごとく、最後の最後まで見届け、お見送りすることができました。



当たり前にやれていたことが、このコロナ渦で、


全てできなくなりました。


退団のイベントどころか、普段の楽屋の入り出、さえも、


今はまるっきりストップしています。



贔屓さんの素顔に触れられる、唯一の貴重な時間さえ、


このコロナ渦で取り上げられているという現状です。




それでも、ちゃんと大好きな舞台を


観ることが出来ているのですから、


他の、もっと我慢を強いられている方々よりは、


幸せなことかもしれませんけどね。



望海風斗さんや、珠城りょうさんのファンの方々も、


昔のような、大劇場千秋楽の、


何かの乗り物に乗って、


二番手さん以下の生徒さんたちに迎えられて入る、という、


楽屋入りの光景を、さぞかし見たかったことでしょう。


でもそれが許されない今、


どのような気持ちで贔屓さんをお送りしていたのか、


と思うと、いたたまれない気持ちになっていました。



でも、最近のある雑誌の対談で、のぞさんの退団にあたり、


いつもならいろいろなことが出来たであろうファンの人たちが、


それが何も出来なくなっても、


「自分たちは大丈夫なので望海さんが、


納得のいく形で卒業できますように」 


と、お手紙に書いてくださって、


本当に感謝の気持ちでいっぱいになった、


と、おっしゃっていました。



本当なら、盛大にお見送りして、


自分たちの気持ちにも、きちんと整理をつけたい、


と思うところだと思いますが、それが出来ない今、


心の中でそれぞれ決着をつけていたのですね。



のぞさんはさらに、


「おひとりおひとりに会うことはできなくても、目にみえないときも、


その存在はものすごく大きくて、私に力をくださっているんだ」


そう感じることが出来たそうです。



劇団側も、本当にギリギリまで奮闘してくれて、


のぞさんいわく、


「たかが一人の生徒の退団に対してこんなにも皆さんが


協力してくださって、感謝の気持ちでいっぱいです」


と、おっしゃっていました。



本当に宝塚って温かいところなんだな、と、改めて感じました。



のぞさんも素晴らしいけれど、ファンの方々も本当に素晴らしい。


常にそういうファンにありたい、と、改めて思いました。



雑誌には、美弥るりかさんとも連絡を取り合っていることが


書かれてあり、89期の同期の絆が感じられて、


勝手に萌えました。



これからの退団者の方々も、


幸せな気持ちでその日を迎えられますように、


心から祈っております。




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