関東のアダムのブログ

半世紀以上、宝塚大好き、子育てで中20年くらい抜けていますが、また返り咲いて全組応援しています。特に雪組朝美絢様推しです。どうぞよろしくお願い致します。

月城さんの潔さは雪組の血?




和希そらさんのことで、すっかり遅くなってしまいましたが、


月城かなとさんのお話です。



月城さんが退団発表をした時に、私は、


「月城さんは多分、就任の時に五作で退団する、と決めていたのではないか。そしてその期間で全てをやりきって、会見の時には、晴れ晴れと一点の曇りもなく爽やかに会見されるのではないか」


とブログに書きました。



退団会見を拝見して、やはりそうだったのだ、と確信しました。



雪組時代、大尊敬していた壮一帆さんが、三作という短いトップ期間で、混沌としていた雪組を大人気の組に導いたように、


早霧せいなさんが、在籍した公演全て完売、という最高の結果を残して大人気だったにもかかわらず、


最初から五作と決めて、潔く去っていったように、


月城さんも、自分がトップになったら、先輩方のようにかっこよく潔く終わりたい、ということを考えていたのだと、感じていました。


特に、その頃、いろいろな意味で最悪だった月組の 「トップ」 という立場に立たされて、


これは、絶対に自分の時代に、月組を皆から愛される素晴らしい組に立て直さなくてはいけない、という使命のようなものを感じたのだと思います。



ずっと月組にいた人たちには到底出来ない(いろいろなしがらみや、感情が邪魔をして)であろう、いわゆる「月組改革」を目標にされたのだと思います。



まず、手始めに、意識改革、


就任した時に、


「個々にしっかりと頑張る月組生は立派だが、そこに雪組の要素、皆で協力し合って、さらに素晴らしいものを作り上げていく、というものを加えたら、さらに良い組になるのではないか」


と、はっきりと問題点を提起して、そこに向かって、皆を鼓舞して(多分、言葉ではなく後ろ姿で)やってきたのではないでしょうか……



そして、だらだら、とではなく、きちんと五作で、という期限を決めて、自分にも課して頑張ってこられたのだと思います。



本当に月城さんという方は、想像を絶するほどの、素晴らしい方ですね。


去り際も美しい。


もっともっと観ていたかったと思っていただけるようになれたら、とおっしゃっていましたが、


みんなみんな思っておりますとも……



相手役の海乃美月さんへの配慮も素晴らしいですよね。


娘役を所有物(言い方は悪いですが)ではなく、一人の人間として尊重しているからこそ、自分で考える時間を与える、


それを海乃さんもしっかりと受け止めて、真摯に考え抜いて出した結論なのだと思います。



本当に素晴らしいトップコンビさんです。




この退団発表は、全てをやりきった感があり、清々しくて、爽やかで、退団会見を見ていても本当に幸せな気持ちになりましたが、


SNSの中で、ちょっと気になることがありまして……



月城さんさんと比較して、


「いつまでもしつこくしつこく辞めなかった人がいた」とか、


「周りを読まないで居座っている」とか、


見るに堪えない言葉を発する方がいて、とても悲しく思いました。


潔いことは、本当にかっこよく、素晴らしいことですが、


退団の時期、というのは、人それぞれ、劇団との兼ね合いもあるでしょうし、ご自分の強い気持ち、深い考えもあるでしょうから、


その方が今だ、と感じた時がその方の一番ベストな、唯一無二のタイミングなんだろうな、と思います。



外野がとやかく言うべきことではないと思っています。


が、しかし、基本そうは思っているのですが、それにしても、


和希そらさんの退団発表は、ショック過ぎました…………







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