バウ公演、礼真琴さんのお名前が…泣
もう諦めていた星組バウ公演の配信視聴、
家族の協力もあり、無事に観ることが出来ました。
有り難や、有り難や。
天飛華音さんのバウ公演初主演を見届けることが出来て、何より嬉しいです。
昨日の博多座公演とは打って変わって重く見終わった後に心にずしんとくる作品でしたが、
私はこういうタイプの作品は好きな方です。
エドガー・アラン・ポーの生きざまが見事に表現されていました。
大切な人たちが次々に亡くなってしまう恐怖や、
自分をわかってもらえないジレンマ、
冷静にしていてもふとした時に出てしまう狂気、
その中で紡がれる美しい言葉の数々、
やはり天才なんでしょうね。
若い学年で、このような心情的に複雑で難しい役に取り組むのは、本当に大変だと思いますが、
悩みに悩み、苦しみに苦しんでその舞台を成功させた後に、
自分でも見たこともないような世界が広がっていることに気付く瞬間があると思うのです。
明日海りおさんしかり、
礼真琴さんしかり、
天飛さんも、今回の作品できっと大きく飛躍されることでしょう。
歌もダンスも元々ピカ一でしたが、
お芝居の作り方、演じ方、表情など、とても成長を感じました。
これからますます有力な人材として星組をもり立てていって欲しいと思いました。
詩ちづるちゃんは、元々大好きでしたが、本当に素晴らしい。
繊細な演技がずば抜けています。
次期トップと思われる暁千星さんのお相手として最高ではないでしょうか…
お二人とも元月組ですし、感性もピッタリ合っていそうですね。
楽しみが増えました。
お化粧を工夫なさると、もっともっと可愛くなるのではないでしょうか……
碧海さりおさんの流石の演技力で、この作品を締めていましたし、
鳳真斗愛さんがトート閣下降臨のようでかっこ良かったですし、
大希颯さんがスマート過ぎてとても素敵でしたし、
瑠璃花夏ちゃんのしっとりしていて優しさに満ちていて、しかも強い演技が圧巻でした。
そして、全体的に暗くなりそうな中、キラキラと輝いていたのが、稀惺かずとさん。
ストーリーテラーの役目も見事に果たして、お役もとっても上手でした。
これからのご活躍をますます期待しています。
天飛さんの最後のご挨拶は、
少しカミカミなところもありましたが、それがむしろ一生懸命で誠実さが良く表れていて、大変好感を持ちました。
「本気でぶつかれば、共鳴もするが、衝突もすることもある。でも本気でぶつかることが大切。これからも本気の真心をお届けしたい」
という言葉が胸に刺さりました。
「言葉は、人を傷つけることも出来るけれど、人を救うことも出来る、ということをこの作品から学んだ。人間は複雑な生き物、でも愛がたくさんあるのでそれを大切に思って生きていく」
と涙ながらにおっしゃっていました。
(宙組問題のことも少し頭にあるのでしょうか……)
「今日29日は、肉の日ではなく福の日。皆様に幸福が訪れますように」
と言って、手で皆に分け与えていました。
「最後に、礼真琴さんからやっておしまいなさい、と言われたのでやります」
と言って小さな声で練習をしてから、大きな声で「星組パッション」をやられていました。
(休養中でもちゃんと連絡を取り合っているのですね。礼さんのお名前、とても嬉しかったです…泣……)
客席も声を出しても良くなったので拍手共々大盛り上がり。
拍手を止める「チャッ、チャッ、チャッ」が出来なかったので収集がなかなかつかず、
「今度、練習しておきます」で最後となりました。
天飛さんが話している最中も周りが一緒になって盛り上がったり、心配そうに見守っていたりしていて、
本当に楽しく温かいカンパニーだな、と思いました。
時間的に観られないかと思っていたバウ公演「My Last Joke」
観られて本当に良かったと思いました。
家族に、感謝、感謝。
もしよろしければぽちっと
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