彩風咲奈、やはり涙なしの笑顔の退団記者会見
「トップに就任した時から、次に私がする一番の大仕事は宝塚を卒業することだなと頭にありまして」
とても寂しいけれど、トップスターになるとやはりそう考えるのですね。
宝塚のトップスターになるということは生半可なことではないですし、
体力的にも、精神的にも、人格的にも全てが優れていないと務まらない大変な立場だと思っています。
彩風さんは、下級生の頃から御曹司として育ち、大変恵まれた環境の中ですくすくと育ってきた印象でしたが、
その実、大変な努力をされてきたのですね。
「私は不器用で、1公演で100練習とかしてきた、でも組の皆は温かくて優しくて、こそこそ(練習を)やらなくてもみんなが温かく見ていてくれた」
「自分が見てきたトップスターさんに比べて今もまだまだどの方にも届いていない、カッコいいトップではなかった」
とおっしゃっていますが、いやいや、さきちゃんほど男前でカッコいいトップさんはいらっしゃいませんよ!!
「男役の集大成としてはもちろんですけど、転んでもがいて、体当たりで最後までやりたいと思っています」
誠実で努力家で、真っ直ぐなさきちゃんらしい言葉だと思いました。
「そして何より、雪組が大好きで、宝塚が大好き、ということは何があっても変わらない」
という言葉に、自然と涙が溢れてきてしまいました。
愛情豊かで、感謝の気持ちをとても大切にしているさきちゃんの気持ちが、ひしひしと伝わってきました。
退団を決意したのは、昨年夏の「オデッセイ」の公演の時だったそうな…
その前の1月の公演がコロナのため、全公演中止になってしまい、
リベンジで夏に上演した「オデッセイ」
「その時の、お客様の温かさに、今でも思い出すともう本当に涙が出るぐらい幸せな公演でした。そろそろかなって」
組子にはこの会見の少し前に伝えたそうで、温かく受け入れてくれたそうです。
千秋楽の前の日に伝えてはいなかったのですね。
夢白あやさんには、組んでまだやっと一年なので、
「自分の宝塚人生をまっとうしたと思える時に退団してほしい」
と伝えたそうです。
その後彼女から、
「自分はまだやりたいことがあるので」
と言われたそうです。
真っ白いスーツ(シャツも靴も)を身にまとい、
涙ではなく、笑顔で会見した彩風咲奈さん。
きっと宝塚人生を悔いなくまっとう出来たのではないでしょうか。
寂しいですが、最後の最後まで進化し続ける彩風さんの男役の集大成を、
心して見守りたいと思います。
8月にディナーショー開催のお知らせがありました。
楽しみに楽しみにしております。
お身体に気を付けて頑張ってくださいませ。
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