マイティー、せおっちは果たして間に合うのか。
先日の「二番手退団者に共通していること」でも少し触れましたが、
宝塚という世界は、入団して若い時から頭角を表し、
新人時代に皆に認められて、抜擢され続け、順調に番手を上げていかれる方が、
トップにたどり着かれる世界だと思います。
が、その一方で、同じように頑張っていても、なかなかうまくいかず、
その頑張りが結果として表面に表れ辛い方々がいらっしゃって、
そういう方々は得てして、ある時点から素晴らしい魅力を発揮するようになっても、
年齢(?)制限などもあり、トップまでたどり着くのは難しい世界であると思うのです。
宝塚の生徒さんは皆さん、血の出るような努力を日々されていらっしゃると思いますが、
舞台でお客様の前で演じている以上、自分の中だけで満足しているだけではダメで、
観ている私たちに、その気持ち、心を伝えられることがとても大切だと思います。
訴える力が強ければ強いほど、感動、となって伝わってくるのです。
自分の中では精一杯頑張っているが、それが、なかなか相手に伝わり辛い、
でもそれがあるきっかけで何かが吹っ切れて、
ドーン、とこちらにダイレクトに伝わってくるようになり、
そこをきっかけにどんどん素晴らしくなることがあります。
そのきっかけは人それぞれ違うでしょうが、組替えだったり、作品や人との出会いだったり。
あーさは多分、組替えがきっかけとなり、
何かが覚醒してそれまで以上の魅力が開花したパターンだと思います。
(私的にはその前から素敵でしたけどね)
マイティーとせおっちは、私の個人的な意見で申しますと、
轟悠さんとの出会いだったような気がしています。
マイティーは、「リンカーン」に出演の時の、あの死ぬ時の演技、
それまでみたこともない迫真の演技でした。
そこから、舞台のい方が変わったような気がします。
せおっちは「ドクトル、ジバゴ」の後半の演技。
気弱い青年が、独裁者になっていく演技、圧倒されました。
お二人とも、そういうターニングポイントを経て、今のご活躍があると思います。
スタートは少し遅くなってしまいましたが、今のご活躍を見ると、
これからさらにもうひとつ上の地位も夢ではないかと思います。
下の方もいらっしゃいますので、タイミング、時間との勝負だと思いますが、
どうぞ間に合いますように、少しでも、頂上のお姿が観たいです。
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