関東のアダムのブログ

半世紀以上、宝塚大好き、子育てで中20年くらい抜けていますが、また返り咲いて全組応援しています。特に雪組朝美絢様推しです。どうぞよろしくお願い致します。

私が気にしていること、リフトについて。




トップコンビさんのデュエットダンス、といったら、山場はリフトでしょう。


それぞれのコンビさんの特徴を生かし、美しいまでに研ぎ澄まされた


二人だけの世界の究極のデュエットダンス、


いつみてもこの世の物とは思えないくらい美しく、


うっとりさせられます。



そして、盛り上がって盛り上がって最後の数秒間のリフトで、


盛り上がりは最高潮へ、というパターンが多いです。



観ている側は、本当に素晴らしい、素敵、で大感激して終わりますが、


毎回やっていらっしゃる方の負担たるや、想像を絶すると思うのです。



夢の世界である宝塚でこんなことを言ってはいけないと思うのですが、


あえて申し上げると、女の人が、同じくらいの体重の(よくは知りませんが)


女の人を持ち上げるだけでも大変なのに、


それを長時間回す、というのは、体力的にも本当に本当に大変なことだと思うのです。



それを得意となさっていらっしゃる方々なら(珠城さんや真風さん、今なら縣君など)、


是非ともやっていただきたいですが、


(それでもきっと相当な負担のなかで頑張ってやってらっしゃると思うのですが)


あまり得意ではない方々は、無理してまでリフトをする必要はないと思うのです。



無理して、かえって身体を痛めたり、それをやることで、何倍も疲れてしまったり、


そのために役者人生がもし短くなってしまうようなことがあったとしたら、


それこそ、もとも子もない、と思うのです。



持ち上げなくても、素晴らしいダンスの振り付けで、


最高に素晴らしいパフォーマンスを観せていただくことは十分に出来ます。



明日海さんがトップのとき、「宝塚幻想曲」の中で、リフトが三回あったのです。


トップになって初めてのショーでしたし、明日海さんもはりきって全てやりとおしましたが


相当な負担だっただろう、と、心配したことを思い出します。



そのあと、何かの作品で、リフトをしているとき、崩れ落ちるのを見て、


生徒さんには、なるべく負担をかけないで欲しい、と、切に願いました。


明日海さんも望海さんも、さよなら公演では、


持ち上げる長いリフトはなかったように記憶しております。


それでも本当に十分素敵でした。



リフトがなくとも、本当に美しく素晴らしいダンスの世界を表現することは十分可能だと思いますので、


どうぞそこのところを考えていただいて、振り付けて頂きたいです。



先日、辞められたトップ娘役さんたちが、現役時代、体重が増えないように、


食事を1日一回しか食べなかった、という記事を見ました。


多分、男役さんに持ち上げられるのを、少しでも軽くしたいという健気が気持ちが働いてのことだと思います。



それでなくとも、ハードな体力勝負な舞台なのに、食事もしっかりとれないなんて、


どこかがおかしいと思います。



皆がしっかり食べて寝て、心身健康でしっかり舞台に立てるように、


配慮していただけたら嬉しいです。



そして、それぞれの方々に負担のかからないように、リフトがあってもなくても、


感動的なデュエットダンスが観られることを希望致します。





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どうぞよろしくお願いいたします